パスロジは4月20日(予定)より、法人向け多要素認証プラットフォーム「PassLogic(パスロジック)」の新バージョン「Ver.5.0.0」を提供開始する。
本アップデートは、主に「Windows OSへの認証の強化」と「シングルサインオン機能」を拡張する内容となっている。
具体的にはPassLogicの「トークンレス・ワンタイムパスワード」(ブラウザーだけでワンタイムパスワードを実現する仕組み)をはじめとした認証機能をWindows OSへのサインオンに適用する「PassLogic for Windows Desktop」の機能を拡張。Windows OSにサインオン後、ネットワーク上の業務システムに、認証作業不要でサインオンすることが可能となる「シームレスサインオン」機能を追加。
またPassLogicは、システム間で認証情報を交換するための規格「SAML」に対応しており、同じくSAMLに対応したクラウドサービスやVPN、VDI等の業務システムと連携し、PassLogicの認証を適用することが可能だが、Ver.5.0.0では、SAML連携の機能を拡張し、PassLogicに登録しておいたユーザーの部署や職務内容等の属性情報を、業務システム側に伝達する機能を充実化するという。
さらには「PassLogic for Windows Desktop」のインストーラーがサイレントインストールに対応するため、PassLogic導入時に複数のWindows端末に同アプリをインストールする際の手間が大幅に削減されるとしている。
なお、本アップデートに先立って、同社は「第32回 Japan IT Week 春」内で開催される「情報セキュリティEXPO【春】」に出展し、PassLogic Ver.5.0.0のデモを実施する。