Vade(ヴェイド)は3月8日、フィッシング詐欺の攻撃数をランキングした年次レポート「Phishers' Favorites(フィッシャーズ・フェイバリット)」の2022年版を発表した。
フィッシングでなりすましが最も多かったブランドのトップ20をランキング。2022年は2021年に第28位にランクインしたGoogleで、フィッシングページが1,560%増加し、第3位に上昇。トップ2は2021年から2年連続で1位がFacebook、2位がMicrosoftとなった。
レポートでは、Vadeのテクノロジーを使ってキャプチャーした1年間のフィッシングデータを分析しており、2022年は2021年と比較してフィッシングページが前年比で48%上昇。トップ20に7つのブランドがランクインした金融サービスは、2022年のなりすまし最多の業界となり、フィッシングページ全体の34%を占める。
2022年のリストの2位と3位となったMicrosoftとGoogleは、その他のクラウドブランドの合計(3万8893)よりも多いフィッシングページ数(4万2226)となり、フィッシング攻撃の件数はそのプロダクティビティスイートの需要の増加に比例している。クラウド業界では、Netflix(11位)とAdobe(20 位)がMicrosoftとGoogleに続いてなりすまし最多ブランドのトップ20にランクイン。
日本からはau、楽天、クレディセゾンの3ブランドがTop20入りしている。
レポートの全文はこちらからダウンロードできる。