AMDは3月5日~9日に開催される「OFC 2023」にて、「AMD Versal Premiumシリーズ」とAMD EPYCプロセッサー搭載サーバーを連携した初の400Gインライン・インターネット・プロトコル・セキュリティー(IPSec)処理機能をデモで紹介すると発表した。
OFC 2023は光通信・ネットワーク技術者向けのグローバル会議・展示会。サンディエゴ コンベンション センターにて開催される。
AMD Versal Premiumシリーズは高速暗号エンジンとネットワーク・インターフェースIPブロックをハードで統合し、AI推論・画像処理・モーション コントロールなど、エッジ アプリケーションで一般的な幅広いワークロードをサポートするほか、プログラマブル ロジックにより進化し続けるアルゴリズムに対応するカスタム演算ブロックの開発が可能。スカラーエンジンを備えており、リアルタイムプロセッシングユニットは低レイテンシーを必要とするアプリケーションに適している。
また、AMD EPYCプロセッサー搭載サーバーでは、最新のイーサネットポートが400Gに対応して800Gに移行しているにもかかわらず、これまでIPSecソリューションは10G~200Gのネットワーク速度に制限されていた。新たに最新のネットワーク・インフラの高速ポート要件を満たすように設計したデバイスを開発し、業界をリードする暗号化規格を維持しながら、インラインIPSecの現在の業界ソリューションを大幅に上回るパフォーマンスを実現するとしている。