ロジテックINAソリューションズは2月16日、第12世代インテルプロセッサー搭載の産業用向けミドルタワー型カスタムコントローラー「LC-9AS65」シリーズを発表した。価格はオープンプライスで、3月より販売開始する。
第12世代のインテルCoreプロセッサー・ファミリー(Alder Lake)は、Performance Core(Pコア)とEfficient Core(Eコア)を組み合わせたパフォーマンスハイブリッドアーキテクチャーを採用し、マルチスレッド性能が飛躍的に向上。本製品で選択可能なCPUのうち、PコアとEコアを搭載しているモデルは一部のみとなる。
また、耐久性に優れ、サーバー用途に定評のあるSuperMicro製マザーボードを採用。FAPCよりも低価格で、コンシューマーPCよりも信頼性が高いとする。また、ニプロン製国産長寿命電源「ePCSA-500P-X2S」を標準搭載する。
ケースはGPUコンピューティング向けグラフィックボードを搭載可能な、排熱にも優れ、電源ユニットの供給容量にも余裕のあるミドルタワーを採用。放熱のための大型ファンや、多くのドライブベイなどを装備する。
本製品では、Windows 10 IoT Enterprise 2021 LTSCを選択可能。機能アップデートのないLTSC版を搭載しているので、Windowsの機能アップデートによる長時間のアップデート作業やドライバー更新による業務停止などの時間ロスを防げるという。なお、LTSC版においてもセキュリティー更新、バグフィックスは提供される。
また、Windows 10 IoT Enterprise独自のロックダウン機能で、セキュリティーを強化できる。