昨年12月に登場したOpenAIのチャットAIであるChatGPTは、凄まじい勢いで話題が広がり続け、1月の月間アクティブユーザー数は1億人に達したとの調査結果をUBSが報告しています。
https://watcher.guru/news/chatgpt-touched-100-million-monthly-active-users-in-january-says-study
チャットAIは、想像以上に私たちの生活を変えてしまうものかもしれません。
AI研究の第一人者で日本ディープラーニング協会の理事長も務める東京大学大学院の松尾豊教授はメディアのインタビューに答え、「この言語技術は、すべてのホワイトカラーの人たちに影響が及ぶので、インターネットの黎明期かそれ以上に大きなインパクトだと思います」と語っています。
https://toyokeizai.net/articles/-/648425
グノシーの木村新司会長は、みずからChatGPTやLangChain、GPT Indexなどの最新のAIを扱うプログラミング技術に触れた上、「ChatGPTは、産業革命並みのインパクトになると思っています」とツイートしています。
ChatGPT(LLMの一部だが)は、産業革命並みのインパクトになると思っています。
— SHINJI KIMURA (@shinzizm2) February 4, 2023
マイクロソフトのブラッド・スミス社長は、「実際、産業革命は今、知識労働の分野に到来しようとしています」と書いていました。
https://news.microsoft.com/ja-jp/2023/02/07/230207-responsible-ai-chatgpt-artificial-intelligence/
そしてChatGPTの登場をキッカケに、早くもビッグテックの間でチャットAI競争が始まったようです。
マイクロソフトは自社の検索エンジンのBingにChatGPTを搭載すると発表。その後、2月8日のイベントにてチャットAIを搭載した新しいBingの詳細を発表しました。
Bing and Edge + AI: a new way to search starts today https://t.co/0y8sw7waNb
— Satya Nadella (@satyanadella) February 7, 2023
中国の百度(バイドゥ)もチャットAIの「ERNIE Bot(文心一言)」を3月までに一般提供する計画を発表しています。
さらに、グーグルもチャットAI「Bard」を発表。その詳細を2月8日のイベントで満を持して紹介しました。
しかし、紹介イベントの後、グーグル(親会社アルファベット)の株価は8%下落してしまいました。
どうして注目されていた新しいチャットAIを発表したのに株価が下落したのでしょうか。