このページの本文へ

前へ 1 2 次へ

このスマホ、ホントに買い? 話題のスマホ徹底レビュー 第404回

デザインもスペックも生まれ変わった新時代のスマホ「arrows N F-51C」最速フォトレビュー

2023年02月07日 17時00分更新

文● 村元正剛(ゴーズ) 編集●ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

カメラはAFが速くなり、暗い場所でも鮮明に写る

 アウトカメラは広角(約5030万画素/F1.88)+超広角(約810万画素/F2.2)を搭載しています。広角カメラは、2020年12月に発売されたミッドレンジモデル「arrows NX9」の広角カメラ(約4850万画素)と比較して、約1.65倍の大型センサーを搭載し、デュアルPD AFによって全画素を使って正確かつスピーディーにピントを合わせられることが特徴です。

広角(約5030万画素+超広角(約810万画素)のデュアルカメラを搭載

 いろいろなシチュエーションで撮ってみたところ、ナチュラルというよりは、気持ち明るめで鮮やかに写る印象でした。とくに料理は映えるように写り、夜景にも強くなったようです。ズームはデジタル最大8倍に対応します。デフォルトの「写真」モードに設定していても、AIが被写体や撮影シーンを認識して、オススメの撮影モードに導いてくれるのが便利です。

超広角で撮影

広角で撮影

料理は美味しそうな鮮やかな色で写る

接写をすると、周辺がぼけやすくなる

夜景もきれいに写る

こうした場所でカメラを起動すると「夜景」「花火」「イルミ」というように、オススメの撮影モードが提案される

 画像編集アプリAdobeの「Photoshop Express」がプリインストールされていて、撮影後すぐにその補正効果を活かせる「Photoshop Expressモード」も搭載されています。より見栄えがする写真を撮りたい人には便利なモードですが、あとから「Photoshop Express」アプリで細かい補正ができるので、いつ使うかを状況に合わせて変えられます。

「Photoshop Express モード」で撮影すると、撮影後すぐに画像が補正される。撮影後に好みの補正や効果に変更することも可能

 インカメラは約1240万画素で、F値は2.24。背景をぼかしたり、顔の輪郭や肌の明るさを補正したりもできるので、自撮りを楽しみたい人も満足できるでしょう。目線がカメラを向くようにする「アイキャッチアニメ」も健在。こうした独自機能を使わずとも、鮮明な画質で写るので、ビデオ通話やオンライン会議なども積極的に使えそうです。

カメラへの目線誘導など、インカメラの機能も充実

arrowsならではの多彩な便利機能も健在

 2022年10月に発表された際は、開発コンセプトやリサイクル素材を用いた筐体については詳しく紹介されたものの、機能については未定の部分が多かったのです。arrowsならではの便利機能が引き続き、搭載されているのかどうかが気になっていたのですが、心配は無用でした。

 ロック画面から素早くメモを起動する「FASTメモ」、他人に見られたくないアプリのアイコンなどを非表示にする「プライバシーモード」、電話帳に登録していない相手からの電話を牽制して通話を録音する「迷惑電話対策機能」など、お気に入りの機能がある人は引き続き使うことができます。

 また、初めてarrowsを使う人も「arrowsオススメ機能」というアプリを起動すると、どんな機能が使えるかがわかり、そこから設定画面に進めるようになっています。

プリインストールされている「arrowsオススメ機能」を開くと、独自機能の使い方がわかり、使いたいものを有効にできる

ロック画面から素早く起動できる「FASTメモ」も健在

4年間安心して使えるのも魅力の1つ

 4600mAhの大容量バッテリーを搭載しているとあって、電池持ちはかなりいいです。一般的な使い方であれば、フル充電で2日以上使い続けることができそうです。充電時にバッテリーにかかる負荷を軽減し、電池を長持ちさせる機能も備えています。

バッテリーの状態を確認できたり、バッテリーを長持ちさせるように充電できたりする機能もある

 最新のAndroidへのOSアップデートを最大3回、セキュリティーアップデートは最長4年間提供することも保証しています。2026年まで安心して使い続けられると考えていいでしょう。

 arrows Nは、1人1人が環境問題に配慮しなければならない時代の新しいスマホです。「地球にやさしい製品を選びたい」という人はもちろん、「必要十分な性能を備えたスマホを長く使い続けたい」という人も2月10日の発売を待ちましょう。

■関連サイト

前へ 1 2 次へ

カテゴリートップへ

この連載の記事