CORSAIRの対応電源なら、最新でも古めでも問題なし！

CORSAIR電源用12VHPWRケーブルを試す、RTX 4090でド安定動作！

まずはじっくり「PCIe Gen 5 12VHPWR cable」を眺める

　まずは「PCIe Gen 5 12VHPWR cable」を眺めていこう。600Wの電力を供給するだけに、その品質は重要になってくるが、その点はCORSAIR製なので不安なしだ。とはいえ、メーカー製品写真では、12VHPWRコネクター部に対応する600Wの印字が入っているが、セカンドロットからはなくなっている。

　ちょっと不安を覚えるかもしれないが、コネクター部の対応W数の印字は、ATX 3.0デザインガイドで規定されている訳ではない。CORSAIRとしては、450W対応などの下位グレードモデルを製品化する予定はないため、ミスリードしないように印字しないことにしたという。

「PCIe Gen 5 12VHPWR cable」のセカンドロットからは、コネクター部の600Wの印字がなくなっているが、型番にあるように600Wの出力に対応する

ATX 3.0デザインガイドの最大出力のラベル例。コネクターへの印字が規定されているのではなく、最大出力がわかればいい、という感じで、具体的な表示方法は規定されていない

　12VHPWRに関しては、大原氏が「グラボの電源コネクターが変わる？ 大電力に対応する新規格『12VHPWR』」で、詳しく解説しているので、参照してほしい。

長さは十分あるので、さまざまなPCケースに対応できるだろう

フラットタイプのケーブルなので、曲げやすくはある。ただ、最大600Wが流れるので、折り曲げての運用は極力避けたいところだ

2基の“Type 4”PCIe 6＋2ピン／CPU 4＋4ピン用出力コネクターから、ビデオカードに応じて、最大600Wの電力を供給するようになっている

製品保証は、初期不良の1週間のみになっている

　ケーブル長はコネクター含め、680mm程度で、形状は扱いやすいフラットタイプになっているが、ケーブルは硬く、曲げなどのかたちがつきやすい。