JN-238GT240FHDRをレビュー

3万円強で買える240Hzゲーミングディスプレーのコスパやいかに

文●宮崎真一 編集●ジサトライッペイ

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上方向にチルトした様子

下方向はこんな具合

 映像入力端子はUSB Type-C(USB 3.1)とDisplayPort 1.2が1基ずつ、HDMI 2.0は2基備える。どの端子でもフルHDでリフレッシュレート240Hzをサポートしており使い勝手がいい。HDMI 2.0に接続することで、PlayStation 5でもリフレッシュレート120Hzでゲームが遊べる。

 さらに、これらのポートは液晶パネルと垂直の向き、つまり机に対して平行に実装されているため、ケーブルの抜き差しがしやすい点もありがたい。

 パッケージには約1.5mのDisplayPortケーブルが付属。DisplayPortケーブルはHDMIケーブルに比べて価格が高めなので、それが同梱されている点は好印象だ。

背面インターフェースは左から順にUSB Type-C(USB 3.1)、DisplayPort 1.2、HDMI 2.0×2、オーディオ出力、電源端子

 OSDメニューの操作はスティックボタンで行う。このボタンは中央底面にあるので、前面からのアクセスは良好。しかし、ボタンの押し込みで電源のオン/オフになるため、OSD項目の決定で間違って押してしまうことがしばしばあった。このあたりは、電源ボタンは別にしてほしかったと思いつつ、慣れが必要だと感じた。

OSD操作用スティックボタンは液晶パネル中央底面にある。押し込むことで電源のオン/オフができる

 そのOSDは上部にリフレッシュレートと解像度、ゲーミング設定(ON/OFF)が並んでいるのでわかりやすい。ただし、設定内容は豊富とは言い切れず、必要なぶんだけ絞っている印象だ。

OSD UIの上部はリフレッシュレートと解像度、ゲーミング設定(ON/OFF)が並んでいる

 スピーカーは2Wのユニットを左右底面に装備。その音質は、筆者の主観であることを断ったうえで述べると、低音が物足りないものの非常にクリアーな印象を受けた。もちろん、ヘッドフォン用にステレオミニジャックもあるので、ゲーム中はそちらを利用してもいいかもしれない。

 なお、電源はACアダプタ―で19V/3.42Aの64.98W。JAPANNEXTによると、JN-238GT240FHDRの消費電力は標準で21Wなので、ACアダプタ―の出力にはかなり余裕がある。

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