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量子コン新興のQunaSys、材料開発を支援する基盤開発を発表

2022年11月21日 08時14分更新

文● MIT Technology Review Japan

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量子コンピューター向けアルゴリズム/ソフトウェア開発のスタートアップ企業、キュナシス(QunaSys)は、計算データと実験データを組み合わせて蓄積・活用可能なデータマネジメント・プラットフォーム「エダマメ(EDAMAME、仮称)」の開発を開始すると発表した。

量子コンピューター向けアルゴリズム/ソフトウェア開発のスタートアップ企業、キュナシス(QunaSys)は、計算データと実験データを組み合わせて蓄積・活用可能なデータマネジメント・プラットフォーム「エダマメ(EDAMAME、仮称)」の開発を開始すると発表した。 EDAMAMEは、ニーズが多様化・高度化している材料開発を支援することを目的とする。実験化学者と計算化学者のコラボレーションを主眼に、製造業、製薬業、大学及び国の研究機関などを中心に展開し、より効率的かつ高度な材料開発を実現することを目指すという。 実験データを蓄積するだけでなく、実験課題から計算内容の導出、データ統合による実験データと計算データの統合、それらのための計算データの効率的な管理、といった機能を組み合わせて提供する。開発プロジェクトは各機能の概念実証から開始するとしており、参加企業を募っている。 同社は、量子コンピューターを活用した化学計算の分野に携わっており、化学計算プラットフォーム「カムイ(Qamuy)」をはじめとしたソリューションを提供している。EDAMAMEの開発では、量子化学計算ビジネスで蓄積したノウハウも活用する。

(中條)

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