大理石調のデザインが施されたハイエンドマザーボード
ASRock「Z790 Taichi Carrara」をレビュー、第13世代CoreをOCしても快適に動作!
23系統ものインターフェースを備える
さて、インターフェースに目を移すと、Z790 Taichi Carraraでは、背面に12系統、ピンヘッダーとして11系統の、計23系統ものUSBを備えている点も見逃せない。そのうち2系統は、背面にUSB 4とThunderbolt 4を兼ねたType-Cが2基用意され、40Gbpsの高速データ転送を実現し、60Wの充電も可能となっている。
それに加えて、背面にある2基のUSB 3.2 Gen2は「Ultra USB Power」と称され、必要とする+5Vが+12Vから変換・生成されているため、USBからの電流供給も不安定にならないという。
さらに、背面に用意された2基の「Lightning Gaming Ports(ライトニングゲーミングポート)」も見逃せない。これは、複数あるUSBポートの中でも、この2つが最優先で処理されるようになり、たとえばキーボードやマウスなどをここに接続することで、レイテンシーを抑え、高速なレスポンスが期待できるようになる。
また、基板上にUSB 3.2 Gen2x2に対応したピンヘッダーが用意され、ケースのポートに接続することで、USB PD 3.0に対応した60Wまでの電力供給が可能だ。
ネットワーク周りに目を移すと、このZ790 Taichi Carraraは、「Killer E3100コントローラー」による2.5GbE LANと、「Intel I219-Vコントローラー」による1000BASE-T LANのデュアルLAN構成を採用。さらに、「Killer AX1675xコントローラー」によるWi-Fi 6対応の無線LANも装備し、計3系統のLANが利用可能。
ユニークなのは、付属アプリケーションの「Killer Intelligence Center」を使うことで、アプリケーションごとに使用する回線を有線と無線で割り振ったり、両方を束ねて高速化する「Killer DoubleShot Pro」という機能を使用したりできる。また、Bluetoothも用意されているので、ゲームパッドなどを容易に接続して遊ぶこともできる。
そのほか、Realtekのオーディオコーデック「ALC4082」を核とした"Premium Audio"を装備。付属アプリケーションの「Nahimic」と組み合わせることで、バーチャルサラウンドやマイクの雑音抑圧が利用できる。
また、外周側のM.2スロットにはLEDが搭載されており、付属アプリケーションの「ASRock Polychrome RGB」を用いることで、色の変更はもちろんのこと、虹色に光らせたり、音楽に合わせて光るようにしたりと、イルミネーションを設定できる。LEDはこの箇所のみに搭載されており、大理石の質感を重要視したのか、派手さは抑えられている。
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