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T教授の「戦略的衝動買い」 第707回

「気配を感じ見守れる」アトムテックの「ATOM Sensor V2」を衝動買い

2022年11月03日 12時00分更新

文● T教授 撮影●T教授 編集●ASCII

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アマゾンのスマートスピーカーを活用して、センサーの出した結果を人の言葉で話させることができる

スマートスピーカーを活用し
センサーの結果を音声で通知する仕組みを作成

 さて最後になったが多くのウェブのP2P見守りカメラ系、センサー系のデバイスはスマートスピーカーと連携することで、より人間のレベルで相互のコミュニケーションが取れることが良い点だ。ATOM Sensor V2は、アマゾンのスマートスピーカーであるEchoと連携が可能だ。

 まずはスマホに、ダウンロード&導入済のAmazon AlexaアプリにATOMのスキルを選択し、有効化する。あとはAlexaアプリで「定型アクション」を作るだけだ。定型アクションとは古来からある「風が吹けば桶屋が儲かる」にも通じるかもしれない。

 開閉センサーV2を使った、簡単な「定型アクション」を作ってみた。設定項目は「定型アクションの名称」「実行条件」「時間指定」「アレクサのアクション」などの項目だ。実際には、今回のトリガーとなる「開閉センサー」が開いた場合や閉じた場合に、アレクサの取るべきアクションを指定するだけだ。

 今回は「開閉センサーV2」が開いた時には、24時間365日筆者の寝室に設置してある「T教授のecho show」が、「T教授の部屋の開閉センサーV2が開きました」と話すように設定した。実際の動作は、開閉センサーと連携したecho showの発話動画を見て頂ければ一目瞭然だ。

ユーザーがAmazon Alexaの定型アクションを作ることで、センサーの動きを人が理解できる言葉に変えてくれる

 今回の新製品である「ATOM Sensor V2」は、従来のようにデータ転送量の膨大なカメラ映像を前提に考えられた見守り、監視システムとは異なったものだ。開閉センサーや、温湿度センサー、モーションセンサーが送り出す極めて微小なデジタルデータを、インターネットを介して遠隔地にあるスマホで受け取り、現場の状況をアプリが見える化することでユーザーが現場に居なくても、その詳細を把握できる便利な商品だ。

ATOM Sensor V2はカメラがなくても「気配を感じる」見守りや監視を実現してくれる

 超高速回線を基盤にしインターネットカメラを介した静止画や動画は、ビジュアル的には極めて満足度の高い印象はあるが、実際の現場の状況は各種センサーがタイムリーにレポートするデジタルデータの組み合わせ分析の方が、はるかに価値のあることも多い。

 現在のセンサーの機能を十分活用すれば、高齢者や子供、ペットの見守りなどは簡単だ。例えば障子の向こうで咳をする見えない高齢者や子供やペットの歩く足音などでも、それが極めてタイムリーにレポートされるなら見守りには十分だ。今回のATOM Sensor V2は、筆者のライフワークでもある「気配を感じる」見守りに、1歩も2歩も近づいた秀作だ。

 
T教授

今回の衝動買い

・アイテム:アトムテック「ATOM Sensor V2
・購入:Amazon.co.jp
・価格:4980円(送料700円)※先着2000台特別価格

T教授

 日本IBM社でThinkPadのブランド戦略や製品企画を担当。国立大芸術文化学部教授に転職するも1年で迷走。現在はパートタイマーで、熱中小学校 用務員。「他力創発」をエンジンとする「Thinking Power Project」の商品企画員であり、衝動買いの達人。

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