まさに“持ち運べるスタジオ”!AMD Ryzen搭載のライブ配信用機器BlastreamsがWindows PCよりも配信に適している理由とは?
2022年11月15日 11時00分更新
PCでライブ配信をしようとすると、規模にもよるが、複数のカメラの映像をOBS Studioなどの配信・録画ソフトウェアを使って処理し、安定したネットワークを使う必要があり、高性能なPCを使っている現場が多い。
かくいうアスキー編集部でも、PCで快適にゲームが遊べるような多コアのCPUにミドルクラス以上のビデオカードを搭載するPCを使用して配信している。そのうえ、配信規模によっては、ビデオ・ミキサーやオーディオ・ミキサー、コンバーターなどをPCに接続し、作業台のうえがケーブルだらけ、といったことも少なくない。
そんな悩みを解決できる製品として注目を集めたのが「Blastreams(ブラストリームス)」と呼ばれるライブ配信専用機器だ。BlastreamsはCPUにAMDの組み込み型CPU「Ryzen Embedded V1605B」を採用。
DDR4の8GBメモリーに加え、システム容量も含めた120GBのSATA SSDを搭載。14型のディスプレイを内蔵し、PCレスで映像の録画・配信が行なえる。価格は税込49万9800円。
「Blastreams」の主なスペック | |
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CPU | AMD Ryzen Embedded V1605B |
グラフィックス | AMD Radeon Vega 8 Graphics |
メモリー | DDR4 8GB |
ストレージ | 120GB SSD(SATA)「システム領域を含む」 |
映像出力 | 14型ディスプレイ |
無線通信機能 | Wi-Fi 5(IEEE 802.11ac) |
インターフェース | ギガビットLAN×2、DisplayPort 1.4出力×2、HDMI入力、USB3.0 Type-A×2、USB 2.0×2、ライン出力端子、マイク端子DC-IN |
サイズ/重量 | 350(W)×250(D)×65(H)mm/約2.0kg |
OS | Linux |
中身はPCであるものの、ライブ配信専用に特化するといった、尖ったコンセプトで、持ち運びもできるサイズに収まっているところが本機の面白いところだ。
そこで、実際にアスキー編集部で動画配信を担当している阿部と、ラッキー橋本の2人に同席して貰い、Blastreamsを販売するテイラーイノベーションズの代表である鈴木萌子氏(以下、敬称略)にお話を伺った。