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中小規模法人向け 「弥生会計オンライン」 第4回

起業初心者こそ会計を時短省力化しよう「弥生会計 オンライン」と「Misoca」活用術

2022年10月27日 11時00分更新

文● 村上タクタ 編集●飯島恵里子/ASCII

提供: 弥生

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Misocaでは、請求書だけでなく、その前の段階の、見積書、納品書も起こすことができる

Misocaは、請求書を書くサービスだと思っていたが

 と思っていたら本稿担当から、弥生会計 オンラインのMisocaという関連サービスを教えてもらった。

 ちなみに、「みそか(晦日)」とは「月の最後の日」を示す言葉で、いわゆる「締め日」のこと。昔だと、商家がツケ払いの支払いを受け取りに行く日ということだ。一年で一番大きい締め日が「おおみそか」というワケ。

 まず、Misocaは請求書を簡単に起こすことができる。

 これまで、請求書を作るのにエクセルのフォームにポチポチと入力していたのだが、Misocaなら所定の要件を入力するだけで、美しいフォームを生成してくれる。

 Misocaは一般の方も2ヵ月無料でフル機能を利用できる。また、その後も1ヵ月5枚までなら無料で利用し続けることができる。

 筆者の場合、2022年5月に起業したので「起業家応援キャンペーン」を利用することができた。これは「起業・開業から2年以内」と「弥生会計 オンラインと同時申し込み」という条件に該当すると、2年間はMisocaも無料で使えるというもの。なんと太っ腹なキャンペーンなんだ。副業などで、1ヵ月の請求書が5枚以下の人なら、請求書作成だけなら無料で使えるというわけだ。

Misocaには「受注管理」をする機能もある

 しかし、Misocaの本領は受注管理全体ができることにある。

 一般に仕事のワークフローは(給与生活者時代は理解していなかったが)、見積書を作成し、それが承認されたら仕事をして納品して納品書を発行、そしてそれが完了したら請求書を発行する。Misocaは、これら一連の書類をデータを共有して進行することができるのだ。

見積書作成は、取引先や件名、品名、数量、単価など、最低限の項目を入力するだけで済む

請求書が承認され、仕事を終えたら「納品書に変換」を選ぶだけで、ご覧のような納品書が作成される

 つまり、特定の取引先に対して、見積書、納品書、請求書を発行していくという流れをすべて実行することができる。さらに、Misocaのサービス内で、これらを「受注管理」として一括で管理できることを知った。

 先に述べたように、打ち合わせばかりで先のステップに進まない仕事も、見積書を作成しておくことで存在を忘れずにいることができるし、どのステップに、どの仕事があるのかが管理できるというワケだ。現状、自分の手書きメモで管理しているが、Misocaの受注管理を使えば「請求書を出すのを忘れてしまったり……」という事故を防ぐことができそうだ。

 この機能は今後積極的に活用して、仕事全体のワークフローの管理にMisocaを使っていっていきたいと思う。

見積書、納品書、請求書を生成しつつ、連携させるだけで、受注管理を総合的にすることができる

 また、今のところはそういうクライアントさんには遭遇していないが、「Misoca回収保証」というサービスもある。初めてのお付き合いになるクライアントさんの場合などに、この回収保証を付けておけば、万が一支払いが滞るようなことがあっても安心だ。

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