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G-Master Hydro Z690 Mini II/D4をレビュー

12700K&RTX 3080のデュアル水冷ミニタワーPCで高性能がゆえの爆音&設置問題におさらば!

2022年10月05日 11時00分更新

文● 宮里圭介 編集●ジサトライッペイ

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コンパクトながら無理のないレイアウト

 簡易水冷クーラーのラジエーターを設置するにはどうしてもある程度のスペースが必要だ。そんなPCパーツをミニタワーPCケースに2つも内蔵するとなれば、内部が気にならないわけがない。そんなわけで、早速G-Master Hydro Z690 Mini II/D4の内部を見てみよう。

さすがにミドルタワーと比べるとスペースは狭くなるが、無理に押し込めた感じはない

 簡易水冷クーラーのラジエーターはCPUが120mm、ビデオカードは240mm。背面にはCPUクーラー、天面にはビデオカードのラジエーターを配置することで、窮屈ながらも無理のないレイアウトでデュアル水冷を実現している。こうして眺めてみても、無理やり感はほとんど感じられない。

 しかし、この構成を自分で組もうとすれば簡単ではない。内部はラジエーター周辺部の余裕が少なく、奥行はGeForce RTX 3080を搭載する大型ビデオカードでサイズはギリギリ。PCケースに入ることはわかっても、手作業のスペースが限られてしまい、組み込みはかなり難しいだろう。ケーブルやチューブの取り回しなども、熟練した組み立ての技がなければ厳しいはずだ。

 にもかかわらず、これだけ美しく無理のない組みあがり。さすが会社の理念に「Craftsmanship」(職人技)を掲げるサイコムだ。そして、これだけすっきりとした見た目にするには、裏配線も重要になる。実際に裏側のケーブルがどうなっているのか見てみよう。

ケーブルの特性を計算に入れて配置し、うまくまとめられている

 雑に束ねて押し込むのではなく、ケーブルの太さや用途ごとにまとめ、端に沿うようにまとめてあることに関心する。将来、2.5インチベイを使ってSSDを増設する時でも、これだけすっきりまとめられていれば、悩まず作業できそうだ。

 試用機のCPU向け簡易水冷クーラーはAsetek製の「650LS」。標準モデルのCorsair「H60(2018)」とは異なるものの、120mmラジエーターを採用したモデルである点は同じだ。

CPUの簡易水冷クーラーの120mmラジエーターは背面に設置

 CPUが高性能なCore i7-12700Kだけに、温度や性能がどうなるのか気になるところ。後述で簡単な検証をご紹介するが先に結果を言ってしまうと、高負荷時でも温度は問題なく、性能もしっかりと出ていた。

 そして、ビデオカードの簡易水冷クーラーは240mmラジエーターを搭載。独自に水冷化加工したもので、騒音を抑えながらも強力に冷却できる。なお、試用機では「Hybrid GFX 240 LCS」を用いて水冷化している。

ビデオカードを側面から見ると、ヒートシンクの一部がカットされ、そこに水冷ヘッドがある

 なお、試用機のビデオカードはGeForce RTX 3080搭載モデルだったが、GeForce RTX 3070採用モデルが標準だ。そのほか、GeForce RTX 3070 Tiや、GeForce RTX 3080 Tiも水冷モデルが選べるので、目的に合わせてカスタムしてほしい。

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