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【レビュー】Wear OS 3搭載ラグジュアリースマートウォッチ、モンブラン「SUMMIT 3」登場!

2022年10月04日 12時00分更新

文● 山本 敦 編集●飯島恵里子/ASCII

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常時スクリーンオンの機能を無効にすることも可能。ユーザーが省電力設定をカスタマイズできる

安心の省電力設計。バッテリー交換にも対応予定

 SUMMIT 3には米クアルコムによるウェアラブルデバイス向けのシステムICチップである「Qualcomm Snapdragon Wear 4100+」が搭載されている。処理パフォーマンスと省電力性能が高いチップを搭載して、さらに内蔵バッテリーをSUMMIT 2よりも増量した。ウォッチの設定から画面の明るさ調整を行えば、フル充電から1日中余裕で持つスタミナを実現している。

専用の充電スタンドや付属するUSBケーブルの端子にもホワイトスターロゴが配置されている

 充電器には専用スタンドが必要だが、汎用性の高いUSB-Cケーブルが使える。このスタンドにもモンブランを象徴するホワイトスターのロゴがあしらわれている。

 SUMMIT 3を購入後、長期間の使用に伴って内蔵バッテリーのパフォーマンスが落ちてきた場合、モンブランサービスによるバッテリー交換が利用できるようになりそうだ。サービスの提供方法については現在検討中だという。10万円台後半のプレミアムなスマートウォッチがバッテリーの摩耗を心配することなく長く使えるのであれば、購買意欲はさらに高まってくるというものだ。

 モンブランのSUMMIT 3の魅力を総括しよう。本機はスマホからの通知を受けるだけでなく、フィットネス・ヘルスケアも充実する多機能スマートウォッチだ。

 高級ブランドならではと言える、センスの良いウォッチフェイスやストラップによるカスタマイズの楽しみも充実している。気に入ったスマートウォッチが、バッテリーを交換しながら長く愛用できるのも嬉しい。これらの魅力を備えながら、無理に背伸びすることなく買える価格を実現していることが何より魅力的だと筆者は思う。「初めてのプレミアムスマートウォッチ」にも最適だ。SUMMIT 3の誕生により、Wear OS 3を搭載するスマートウォッチにもまた熱い視線が注がれるに違いない。

 

筆者紹介――山本 敦
 オーディオ・ビジュアル専門誌のWeb編集・記者職を経てフリーに。取材対象はITからオーディオ・ビジュアルまで、スマート・エレクトロニクスに精通する。ヘッドホン、イヤホンは毎年300機を超える新製品を体験する。国内外のスタートアップによる製品、サービスの取材、インタビューなども数多く手がける。

 

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