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映像編集に特化しまくったBTOデスクトップPCをレビュー

アドビ製ソフトなどのプロジェクトファイルと検証方法を無償公開!クリエイター向けPC、Lepton Motion Pro Z690の本気度がスゴイ

2022年09月24日 10時00分更新

文● 宮里圭介 編集●ジサトライッペイ

提供: サイコム

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外見はもちろん内装まで美しく仕上げるサイコム

 Lepton Motion Pro Z690のPCケースは、Fractal Designの「Torrent Compact」。同社のPCケースだと、飾り気のないフラットなフロントパネルが特徴のDefineシリーズが定番だ。しかし、このTorrent Compactは基板の配線パターンを想起させるフロントパネルを採用した、見た目が派手なタイプ。緩やかにラウンドする天板や足、角を面取りしたかのような堅すぎない外観は、カチッとした印象の強いDefineシリーズと対極にあって、実に興味深い。

フロントパネルは多くのスリットがあり、まるで基板の配線パターンのようだ

 なお、フロントパネルは全面メッシュで、Defineシリーズのような遮音効果はない。そのため、静音性の面ではやや劣るかもしれない。しかし、通気性の高さでは確実に上回っており、空冷PCのLepton Motion Pro Z690にぴったりだ。実際、フロントパネルの裏側には180mmの大型吸気ファンが2つあり、冷たい外気を強力に取り入れられるようになっていた。

通気性の高いフロントパネルと2基の180mmファンで、PCケース内を強烈に冷却

 クリエイティブ系のソフトは動画エンコード、CGレンダリングなど、高負荷な作業が多い。また、その負荷が長時間続くことが多いため、CPUとビデオカードの冷却効率を考えると、このエアフローへの配慮はありがたい。なお、PCケースはガラスパネルのブラックモデルが標準だが、ガラスパネルのホワイト、スチールのブラックも用意されており、お好みで変更できる。

 内部はサイコムらしく、きっちりとした裏配線が施されており、ケーブルの露出は最小限に抑えている。CPUクーラーは空冷のため、PCケース内でチューブが横断する簡易水冷クーラーと異なり、かなりすっきりとしている印象だ。

最小限のケーブル露出ですっきり魅せる点がサイコム流だ

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