A10ネットワークスは9月16日、デジタルトランスフォーメーション(DX)推進に必要なネットワーク最適化・セキュリティー機能をクラウドサービスで提供する「A10 Cloud Access Controller」を、10月1日より日本市場で展開することを発表した。
A10 Cloud Access Controllerは、ゼロトラストアーキテクチャーを前提にした、快適かつ安全なクラウドサービス利用のためのネットワーク最適化・セキュリティー機能を提供するクラウドサービス。アプリケーションの認証・許可やテナント制御、フォワードプロキシー・リバースプロキシー、セキュアウェブゲートウェイなどの機能を、ユーザーの要望に応じた様々なサービスメニューで提供する。
A10 Cloud Access Controllerは、既存のオンプレのネットワーク環境を変更することなく、段階的もしくは一部機能のみの導入も可能。クライアントアプリケーションのインストールも不要で、通信量による費用変動がないライセンス形態なため、簡単かつ低コストで、自社のセキュリティーやインフラ基盤に合わせて導入できるという。
主な機能として、クラウドサービス利用により増大するトラフィックを宛先ドメイン名で柔軟かつ正確に振り分け、業務効率を向上させるトラフィック制御のほか、リバースプロキシーを用いたセキュアなリモートアクセスを追加ライセンス不要で提供。
また、セキュアウェブゲートウェイとしてのクラウドサービスやインターネットへのアクセス制御、SSL/TLS可視化に加えて、多様なクラウドサービスに適用可能な柔軟なテナント制御を提供。さらに、URLフィルタリングに加えて、SSL/TLS復号やIPアドレスレピュテーション、アプリケーションの可視化・制御、アンチマルウェア(マルチスキャン)、コンテンツ無害化、データ損失防止など、需要に合わせて豊富なセキュリティー機能を利用できる。
本サービスは、通信量に依存しない、クライアント単位でのサブスクリプションサービスライセンスで提供する。A10ネットワークスの販売代理店を通じて、9月16日より申し込みを受け付けており、10月1日より提供開始する。