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新車を買った情報2022 第107回

中古車のマルとバツ 5年5万キロSJ5フォレスター納車後総点検【内装編】

2022年09月12日 12時00分更新

文● 四本淑三 編集● ASCII

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× スペアキーはあった方が安心だけどなくても困らない?

 このフォレスターに決めた理由は、今時のスマートエントリーではなく、機械式のキーだったから。ザクッと差し込み、グイッと回し、エンジンが始動したらキーから手を離す。この一連のルーティンを楽しむために、私はこの一番安い仕様に飛びついたのであります。機械式と言ってもイモビライザー付きだから、防犯上も問題ナシ。

 と思っていたら、納車されてみるとスペアキーがない。イモビライザーはキーの内蔵チップが発するIDと、車両側のIDを照合するシステムです。スペアキーを作るならチップの中身も複製する必要があり、その作業はメーカーのディーラー対応という事になっております。

 ま、高くつくけどしゃあない。スバルのディーラーにお願いしよう。どうせ2万円くらいだろ?

 なーんて安易な考えでいたら、IDが刻印されたキーナンバープレートもないので複製はできず、車両側のユニットも含めてまるごと交換しなければならないのだとか。その見積は部品代が5万1700円、工賃が2万5740円。しめて税込7万7440円。たっけー!

 家の鍵をなくしたら、防犯上キーシリンダーごと交換するのがセオリーですから、全交換というディーラー対応は間違ってはいません。が、どうにも高い。ここでよーく考えてみましょう。

 最近はイモビライザーキーのみ安価に複製してくれる鍵屋さんもあります。ただ、そうしたお店でスペアを作ったとしても、実際に使う機会があるかといえばどうなのか。今までのクルマ生活を振り返っても、スペアを使ったのはディーラーにクルマを預けた時くらい。それはキーホルダーからメインキーを外すのが面倒だったから。キーを紛失した経験はないし、クルマを使うのが1人ならキー1本で困りません。

 だからなのかスペアキーがなくても査定で大きく減額はされないそうです。それでもスペアキーがないとディーラー対応なら8万円近い出費に。中古車に落とし穴があるとすれば、ここら辺は大きめの穴かも知れません。なくても困りません。でも、なんとなく不安なので、ここは事前に確認しなかった自分にバツ。

 ちなみに買った後にスペアキーがないことに気づいてトラブルになるのは「中古車あるある」だそうです。皆様もご購入の際には、スペアキーのチェックをお忘れなく。

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