ヤマハは8月30日、10ギガアクセスVPNルーター「RTX1300」を発表した。9月下旬に発売する。
テレワークやウェブ会議の普及、ウェビナーやオンライン研修などの利用者の増加に伴い、社内のネットワークに流れるトラフィックが急増している。Wi-Fi 6対応の無線LANアクセスポイントや10ギガビット/マルチギガビット対応のスイッチが配備によるLAN側の高速化は進んでいるものの、WAN側の高速化は未対応の拠点が多いという課題がある。
このような状況を受け、RTX1300は「RTXシリーズ」で好評な機能を継承・強化しつつ、急増するトラフィックに耐えうるハードウェア性能を備えたVPNルーターとしている。10ギガビットに対応したコンボポート(LANポートとSFP+スロット)を2ポート搭載し、10ギガビット光回線を使った高速インターネット接続が可能。また、10ギガビット/マルチギガビット対応のヤマハスイッチやWi-Fi 6に対応したヤマハ無線LANアクセスポイントと組み合わせることでLAN/WAN両方の高速化を実現できるとしている。
LANは8ポート(うち2ポートは10Gbps通信規格対応)、SFP+スロット2ポート(10Gbps通信規格対応)。内蔵スイッチングハブ機能はフレキシブルLAN/WANポート、ポートミラーリング、リンクアグリゲーションを備える。クラウド型統合管理サービス「YNO」や通信トラフィックを制御する「DPI」に対応。価格は21万7800円。