シャオミが7月15日に発売した常時表示対応のスマートバンド「Xiaomi Smart Band 7」を試用した。本稿では、同機の使い心地について紹介する。
表示領域が25%広がりディスプレイが進化した
Xiaomi Smart Band 7は、1.62インチの有機ELディスプレイを備える。同社のプレスリリースなどで「スマートウォッチ」と称されてはいるものの、製品名のとおり、縦長のディスプレイを備えたスマートバンド型の製品だ。
同機の概要は「安価で高性能! 世界的人気のスマートバンド「Xiaomi Smart Band 7」は15日国内発売」にて紹介済みなので、こちらを参照してほしい。
一方、同機はスマートバンド型の製品とはいえ、ディスプレイ全面には有機EL(AMOLED)が使われていて、画面表示も体感的に大きく感じる。フルカラーで全面タッチ操作に対応。さらに設定によっては常時表示に切り替えることも可能だ。画面輝度は最大500ニトを発揮でき、視認性も良いなど、ディスプレイへのこだわりを感じる。
ナンバリングでお分かりの通り、同機は2021年7月に発売された「Xiaomi Smart Band 6」の後継に当たる。従来機のインチ数は1.56だったので、この数値だけみると、大きくなったのは僅か0.06インチ、すなわち1.5mm強に過ぎない。
しかし、本体サイズを比べてみると、従来機で47.4×18.6×12.7mmだったものが、新モデルでは46.5×20.7×12.25mmへと変わった。つまり、縦が0.9mm短くなり、幅が2.1mm幅が広がって、厚みが0.45mm薄くなっている。特に幅の変化が大きい。
具体的には、従来機から25%表示領域が広がっているという。画面表示に余裕を感じるのは、こうした幅の増加によるところが大きそうだ。例えば、左右にスワイプする際にも、ケースの縁が逆立って指に引っ掛かるような感覚もほぼなかった。
また、画面自体も、タッチしたときの感触が滑らかだ。また、ベタベタと触っても指紋が全然目立たないのは素晴らしかった。
ちなみに、常時表示はバッテリー節約のためにデフォルトではオフになっている。ウォッチ内の「設定」から「表示と輝度」→「表示を常にオン」を有効にすることで利用可能だ。
同機能をオンにすると、スリープ状態でも文字盤表示が完全にオフにならず、時刻や日付といった最低限の情報をモノクロ表示で確認できる。バッテリー消費は増えるものの、腕時計としての役割を期待する場合には、重宝するだろう。