オンラインイベント「TITAN IS BACK」を開催

MSIの最上位ゲーミングノートPC「Titan GT77 12U」発売、驚異的な処理性能

文●ASCII

提供: エムエスアイコンピュータージャパン

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MSIがCore i9-12900HX搭載の最上位ゲーミングノートPCを発売

 エムエスアイコンピュータージャパンは6月24日、「Titan GT77 12Uシリーズ」と「Raider GE67 HX 12Uシリーズ」を発売。合わせて、オンラインイベント「TITAN IS BACK」を開催した。

 Titan GT77 12Uシリーズは、第12世代インテルCore HXプロセッサーを搭載した同社のゲーミングノートPCの最上位モデルで、Raider GE67 HX 12Uシリーズは従来モデルからサーマルソリューション(放熱・冷却機構)と外装デザインを改良し、最新CPUを搭載したハイエンドモデル。それぞれのスペックは以下の通り。

Titan GT77 12Uシリーズ

Titan GT77 12Uシリーズ(GT77-12UHS-001JP):Windows 11 Pro、Core i9-12900HX、GeForce RTX 3080 Ti Laptop GPU、64GB(DDR5)、2TB SSD(M.2 NVMe)、17.3型ディスプレー(3840×2160ドット/リフレッシュレート120Hz/DCI-P3相当)、サイズおよそ幅397×奥行き330×高さ23mm、重量およそ3.3kg、実売価格65万円前後

Raider GE67 HX 12Uシリーズ

Raider GE67 HX 12Uシリーズ(GE67HX-12UHS-100JP):Windows 11 Pro、Core i9-12900HX、GeForce RTX 3080 Ti Laptop GPU、64GB(DDR5)、1TB SSD(M.2 NVMe)、15.6型ディスプレー(2560×1440ドット/リフレッシュレート240Hz/DCI-P3相当)、サイズおよそ幅358×奥行き267×高さ25.4mm、重量およそ2.38kg、実売価格56万円前後

ベンチマークでわかる、デスクトップPCに引けを取らない性能

左から伊石真由氏、清水貴裕氏、阿部史典氏

 登壇者はMSIスペシャルアドバイザーでプロオーバークロッカーの清水貴裕氏、声優・役者・MCの伊石真由氏、エムエスアイコンピュータージャパンでノートPCマーケティングを担当する阿部史典氏。新モデル2機種やインテル第12世代Coreプロセッサーの特徴などを、実機のデモを交えて紹介した。

第12世代インテルCoreは高負荷な処理とマルチタスク・バックグラウンド処理を、異なるコアで担うハイブリッドアーキテクチャーを採用

 第12世代インテルCoreプロセッサーは、高負荷な処理とマルチタスク・バックグラウンド処理を、それぞれ「P(Performance)コア」「E(Efficient)コア」に振り分けて処理効率をアップさせるハイブリッドアーキテクチャーを採用している。

Titan GT77 12Uシリーズは、冷却ファンを4基、ヒートパイプを7本搭載する大型のCPUクーラー「Cooler Boost Titan」を搭載

 Alder Lake-HアーキテクチャーのCore i7-12700Hと、Core i7-12800HXを比較すると、このうちPコアの数が6コアから8コアにアップしている。これによって、最大で従来モデル比2倍の処理性能を実現。

 この性能を最大限活かすために、Titan GT77 12Uシリーズは、冷却ファンを4基、ヒートパイプを7本搭載する大型のCPUクーラー「Cooler Boost Titan」を搭載。強力なエアフローにより、優れた冷却性能を実現した。

ゲーミング向けのベンチマークではおなじみの3DMark(Time Spy)のスコア

 清水貴裕氏によるベンチマークのスコアのうち、特に興味深かったのが3DMark(Time Spy)のスコア。総合スコアとGPUスコアでは、Titan GT77 12UシリーズとRaider GE67 HX 12Uシリーズは近いスコアを記録したが、CPUスコアでは、およそ1300ポイントの差がついている。

 清水貴裕氏はこのポイント差について「CPUスコアは熱の影響を受けやすい。Titan GT77 12Uの余裕のある冷却性能を持っているから、長時間使っていても、ブーストクロックが高い状態で維持される。それがスコアに反映されていると思う」と分析(Raider GE67 HX 12Uシリーズの冷却ファンは2基)。「ベンチを取りながら、『こんなに早いんだ!』と気を失いそうになった」とも話した。

FF14のベンチマークでは、フルHD設定で両モデル25000を超えている

清水貴裕氏によるベンチマークのグラフ。シングルスレッドのスコアでは、リミッターなしのデスクトップ向けCPUに匹敵するスコアを記録している

 合わせて、清水貴裕氏による自作PCと、新モデル2機種との、CPUベンチマークソフト「CINEBENCH R23」のスコアの比較も披露。

 「シングルスレッドのスコアでは、Core i9-12900Kのリミッターを解除した状態と比較して100ポイントほど、Core i9-12900KSでも200ポイントほどの差しかない。ハイエンドのデスクトップ向けCPUと比較して、これだけのスコアが出せるのはすごい。ゲーミングではシングルスレッドのスコアが重要と言われているが、Titan GT77 12UシリーズとRaider GE67 HX 12Uシリーズの性能のすごさがわかる、驚きの結果だった」とコメントした。

MSI Mystic Lightに対応。トップカバーのロゴも発光する仕様だ

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