ブラビアやWH-1000Xシリーズの技術を投入
ソニーは6月29日、ゲーミングデバイス市場への参入を発表した。
第1弾製品として、ゲーミング対応の液晶ディスプレー(Mシリーズ)2機種、ヘッドセット(Hシリーズ)3機種を続々と発売。開発はブラビアや音楽用ヘッドホンのチームが手掛けている。“エレキのソニー”として従来培ってきたテレビ/ヘッドホンの技術を用い、新しい顧客層へアプローチできる製品を提案する。
このためにサブブランド“INZONE”(インゾーン)を立ち上げ、BRAVIA(ブラビア)やα(アルファ)に並ぶブランドに育てていきたいとする。その由来はスポーツにおける究極の集中状態“ゾーンに入る”ことだという。没入感と勝利をキーワードに高い映像/音響体験を提供するそうだ。
いずれもPCゲーマーをターゲットにした製品だが、PS5との親和性にも配慮。「Perfect for PlayStation 5」として、ディスプレーの状態をPS5が認識し、自動で最適なHDRを選択できるほか、ヘッドセットがミュート状態かどうか、音量位置、バッテリー残量などのステータスを表示できる。PS5の3D再生技術である「Tempest 3D Audio Tech」の再生にももちろん適している。