パフォーマンスには満足必至
急速充電&ワイヤレス充電も便利
SoCには、現行機種向けでは最高峰のSnapdragon 8 Gen 1を採用。タッチレスポンスは軽快で、カメラの撮影モード切り替えや画像編集など、負荷がかかる作業もスムーズにできました。
ディスプレーのリフレッシュレートは最大144Hzに設定できます。これにより、画面をスクロールした際の残像感が減り、より使用感が向上します。カーレースやテニスのゲームなどもやってみましたが、アニメーションの表示が滑らかで、タッチ操作にタイムラグを感じることもなく、気持ちよくプレイできました。
筆者が使ったのはメモリーが8GBのモデルですが、それでも不便を感じることはなかったので、さほどヘビーな使い方をしない限りは、8GB/128GBモデルで満足できるでしょう。ただし、マルチタスク作業をすることが多い人は、12GB/256GBモデルを選ぶのが得策。というか、両モデルの価格差はわずか3000円なので、長期的に使う予定であれば、12GB/256GBモデルを選ぶことをオススメします。
バッテリー容量は4800mAh。ハイスペックの5Gスマホとしては平均的な容量で、一般的な使い方であれば1日は余裕で持ちそうです。67Wの急速充電に対応し、充電器が同梱されていることも利点。モバイルバッテリーを持ち歩かずとも、バッグに充電器を入れておけば、電源がある場所で素早くチャージできます。また、15Wのワイヤレス充電にも対応しています。ワイヤレス充電器を持っている人は、有線より時間はかかりますが、より手軽に充電できます。
カメラの撮影画質は
筆者の評価ではモトローラ史上最高
アウトカメラは、メイン(約5000万画素/F1.8)+超広角・マクロ(約5000万画素/F2.2)+深度センサー(約200万画素/F2.4)という構成。メインカメラと超広角・マクロカメラは、4つの画素を結合させて多くの光を取り込む「クアッドピクセルテクノロジー」を採用しています。モトローラの多くの従来モデルも採用していた技術です。本機は、超広角カメラがメインカメラと同じ画素数になり、その高画素カメラでマクロ撮影もできれることがアドバンテージと言えるでしょう。
実際に撮ってみましたが、正直驚きました。気持ちいいくらい、きれいな画質で撮れるんです。景色も、食べ物も、夜景も、愛犬も。従来のモトローラのスマホは、普段使いには満足できる画質で撮れるものの、AIによる補正が不自然だったり、夜景写真は粗くなったりといった弱点を持つ機種が多かったのですが、motorola edge30 PROには、そうした弱点は見当たりませんでした。インカメラは約6000万画素でF値は2.4。やはり、鮮明な画質で撮れ、ビデオ通話時にも重宝しそうです。カメラ性能には期待していいでしょう。
動画は最大8K(24fps)で撮影でき、4K(60fps)でも撮影可能。筆者は、主にデフォルトのFHD(30fps)で撮ってみましたが、満足いく画質で撮影でき、マイクの集音性能も高いように感じました。動画を撮ることが多い人も検討の価値がありそうです。
この連載の記事
-
第511回
スマホ
価格も性能も妥協したくない人にオススメの王道ハイエンドスマホ3選 -
第510回
スマホ
スマホは高くない! 2万円台で買えるオススメ格安エントリースマホ4選 -
第509回
スマホ
着せ替えスマホ「CMF Phone 1」はカスタマイズが楽しいが実用面での弱点もあり -
第508回
スマホ
たたんでも極薄9.2mm! 世界最薄折りたたみスマホ「HONOR Magic V3」を試す -
第507回
スマホ
シャオミの「Redmi Note 13 Pro+ 5G」は2億画素カメラに防水防塵など必要な機能が揃って6万円以下 -
第506回
スマホ
Galaxy Z Fold Special Editonを最速レビュー! 厚さ10.6mmの薄型折りたたみスマホ -
第505回
スマホ
シャオミの折りたたみ機「Xiaomi MIX Fold 4」は閉じても9.47mm! ライカカメラ搭載の激薄機をレビュー -
第504回
デジタル
唯一無二の3つ折りスマホ「HUAWEI Mate XT Ultimate Design」を早くも触った! 40万円の価値アリ! -
第503回
スマホ
シャオミのフラッグシップキラー「POCO F6 Pro」はハイパワー、急速充電、カメラのエモさが魅力 -
第502回
スマホ
vivoのカメラフォン「X100 Ultra」はカメラグリップでコンデジに変身する -
第501回
スマホ
1型センサーで世界一カメラのファーウェイスマホ「Pura 70 Ultra」はデジカメとして使いたくなる - この連載の一覧へ