Core i7-12700H+GeForce RTX 3070 Ti Laptop搭載
色校正済み4K有機ELディスプレーを搭載するGIGABYTEノート「AERO 5」でクリエイティブ作業が超快適に!
AIブーストは常にオンにして使おう
さっそく、どのくらいの性能なのか、各種ベンチマークテストを行なった。今回の計測では、電源モードは「最適なパフォーマンス」にして、電源をつないだ状態で行ない、AIブースト機能をオン時、オフ時それぞれチェックしている。
まずは、CPU性能を測る定番の「CINEBENCH R23.200」から。標準設定である10分回したときの結果としており、一発計測のときより値が低くなることに留意してほしい。
結果は、AIブースト時にマルチコアで1万5710pts、シングルコアで1824ptsと非常に高い数値を示している。AIブーストをオフにするとマルチコアで1万にも満たないため、常にAIブーストをオンにして作業をすることをオススメする。
続いて、アプリを実行したときの性能をチェックする「PCMark 10」を実行した。
AIブースト時にはスコアが7544とかなりの高性能っぶり。詳細なスコアもEssentialsが1万504、Productivityが9795、Digital Content Creationが1万1326とクリエイティブ作業はもちろん、ビジネスやエンタメでも申し分ない性能を発揮している。
3DCG性能についても定番の「3DMark」から「Time Spy」と「Fire Strike」の2つを実行。結果は、AIブースト時でTime Spyが1万731、Fire Strikeで2万2531と、AIオフ時との差は大きく、ゴリゴリの3Dゲームでも十分楽しめるレベルとなった。
もう1つ、レイトレーシングのベンチマークテスト「V-Ray5」も行なってみた。実行したのは、CPUのみの「V-Ray」とGPUのレイトレーシング機能を利用した「V-Ray GPU RTX」だ。
結果としては、V-RayではAIブースト時に9418となったが、他のベンチマークテストと比べてファンの回転速度があまり上がらなかった。そのため、設定を「ターボモード」にしてファンをフル回転状態にして再度計測したところ、10185まで値が伸びている。
同様に、V-Ray GPU RTXではAIブースト時に1766だったが、ターボモードにしてみると1764とほぼ誤差の範囲。どうやらCPUよりGPUのほうが温度変化による性能劣化が少ないようだ。
またV-Ray5のベンチ結果投稿を見ると、CPU性能としては第12世代以前の24スレッドCPU以上の性能を発揮しており、3DCGによるレイトレーシングの書き出しも短時間で済みそうだ。
クリエイター向けということで、「Adobe Lightroom Classic CC」での現像時間を計測した。70枚のRAW写真(1枚6336×9504ドット約60MB圧縮ファイル)を色合いやレンズ補正、ノイズの軽減などを施して書き出すのにかかる時間を計測した。
結果は、AIブースト時に約3分6秒(186秒)とかなりの高速。1枚あたり約2.66秒の計算だ。AIブーストオフだと5分以上かかることから、AIブーストの恩恵をかなり受けている。
もう1つ、Blackmagic Designの「DaVinci Resolve 18(ベータ3)」で3分16秒の4K素材に簡単なテロップを入れて4K解像度で出力(コーデック「H.265」、品質「中」)。出力にかかる時間を計測した。
結果は、AIブースト時に約1分32秒(92秒)と実時間の約半分で終了した。AIブーストオフ時と20秒の差をつけているので、こちらもAIブーストが有効であることがわかる。
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