4Kでは平均105.9fps! スナイピングアクション「Sniper Elite 5」を「Ryzen 7 5700G」&「Radeon RX 6900 XT」で遊んでみた
2022年06月04日 11時00分更新
自分の姿を見られずに倒すというのが基本スタイル
本作はTPS(サードパーソンシューティング)タイプのシューティングゲーム。タイトルで示しているとおり、「スナイピング」に大きく軸足を置いた作品だ。
主人公のカール・フェアバーンは単独で行動しており、任務中には「多勢に無勢」という表現がピッタリなほど、多数の敵が登場する。基本は長距離から敵を発見し、自分の姿を見られずに倒すというのが基本スタイルだ。
スナイピングがメインの本作だが、機関銃や小銃なども利用できる。敵拠点近くでは塹壕の中を移動したり、市街地、住宅の中を移動することもある。こういった場所では気配を探りつつ、適切な武器に切り替えて戦う必要がある。
戦闘システムには物理演算が採用されており、ライフルのストック、バレルの種類、重力、風、心拍数なども射撃に影響する。それらを計算に入れて狙わなければ、超長距離のスナイピングは決して成功しない。
建物の中には「作業台」が設置されていることがあり、ここでは武器のすべての要素をカスタマイズ可能だ。また弾薬の種類も徹甲弾や非致死系などが用意されている。任務に応じて、どの武器をどのようにカスタマイズするかもミッションクリアのための重要なポイントだ。加えて、カール自身のスキルも強化できるので、プレイスタイルに合わせて選択していこう。
本作の醍醐味は、前述のとおり超長距離からのスナイピング。ただじっくり狙えるのは最初の一発のみで、以降は銃声を聞きつけてどんどんやってくる敵兵をマシンのように素早く片付けていくことになる。ずっとスコープを見続けていると、横もしくは背後から敵兵が近づいてくることもあるので、周囲をまんべんなく警戒する必要があるのだ。
そして、なんといってもスナイピングが成功した時のX線キルカメラの演出が凄すぎる。射撃した自分の姿、飛行する弾丸、破壊される人体の映像が、スローモーションで残酷無比に展開されるのだ。ホラー映画大好き星人の筆者でも、初見では思わず「ウワ!」という声を上げてしまったほど。万人には勧められないが、大人で、ゴア表現に耐性があり、現実と空想を区別できる方には、ぜひ一度プレイしてみてほしいタイトルだ。
「Ryzen 7 5700G」&「Radeon RX 6900 XT」環境での快適度は?
最後に、Sniper Elite 5がAMDプラットフォームでどのぐらい快適に動作するのかチェックしてみよう。今回のテスト用PCに搭載したCPUは、AMD「Ryzen 7 5700G」(8コア/16スレッド、最大4.6GHz)、ビデオカードはAMD「Radeon RX 6900 XT」だ。
グラフィック設定はデフォルトのままで、フルHD(1920×1080ドット)、WQHD(2560×1440ドット)、4K(3840×2160ドット)解像度のそれぞれで平均、最小、最大フレームレートを「MSI Afterburner」で計測した。
今回のテスト用PCには、Ryzen 7 5700GとRadeon RX 6900 XTを搭載しているが、平均フレームレートはフルHDで177.6fps、WQHDで179.1fps、4Kで105.9fpsとなった。
Sniper Elite 5には「フレームレート」の設定がなく、「垂直同期」をオフにしている場合は、最大フレームレートで動作する。フルHDとWQHDでは誤差程度の差しかないが、さすがに4Kでは最小フレームレートが79.2fpsとなった。Sniper Elite 5を4K解像度でプレイしたいのなら、Radeon RX 6900 XTクラスのGPUを用意することをオススメする。
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