JN-IPS28UHDRC65Wをレビュー

4万円切りのUSB PD&KVM対応28型4KディスプレーでType-C充電ノートPCをフル活用!

文●宮崎真一 編集●ジサトライッペイ

提供: 株式会社JAPANNEXT

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

工具をまったく必要としないスタンド
映像入力はDisplayPort/HDMI/Type-Cの3系統

 次は外観の話題に入ろう。黒色の落ち着いた雰囲気で、筐体下部にあるシルバーのメーカーロゴが映えるデザインになっている。左右のベゼル幅は非表示領域を含めても実測で8mmほどしかなく、ゲームや動画をフルスクリーン表示した時のインパクトはかなり大きい。複数枚並べてもベゼルが邪魔に感じることはあまりないだろう。

ベゼル幅は実測で8mm

 外形寸法はスタンド込みで638(W)×238(D)×451(H)mmと、28型としては一般的なサイズだが、スタンドに高さ調節がない点は惜しい。しかし、+5~-15度のチルト機能があるので、目線に合わせた位置調整はさほど苦にならないはずだ。また、100×100mmのVESAマウントに対応しているため、別途アームを取り付けられる。

背面の様子。-15~+5度の上下の首振り、いわゆるチルト機能が利用できる

 スタンド下部は3点支持タイプで、台座タイプに比べてディスプレー直下のスペースが広くなり、そのスペースを有効活用できる。特にディスプレー直下に文房具などの物を置きたい人にとっては、このタイプのスタンドのほうが重宝するだろう。

 また、スタンドの足は重心が低く、安定性も良好だ。ちなみに、このスタンドは背面の支柱と足の2つのパーツで構成されている。これらをネジ1本で固定するのだが、それ用のドライバーが付属している点もありがたい。なお、支柱はディスプレー側に爪を合わせて固定するタイプなのでドライバーは必要ない。

3本の足で支持するタイプのスタンド

付属のドライバーでスタンドを組み立て、その後ディスプレー側にはめる

 OSD操作用ボタンは筐体右側の裏面に搭載。若干奥まった位置にあるため、もう少し手前にほしいところだが、ボタン自体の押しやすさはまったく問題がない。ボタンは5つ並んでおり、その内訳は上から「メニュー」、「明るさ調整」、「音量調整」、「映像ソース入力切り替え」、「電源ボタン」。OSDメニューでは上から「項目の選択と決定」、「項目を上に移動および数値の上昇」、「項目を下に移動および数値の減少」、「メニューを戻るおよび閉じる」に機能がそれぞれ変更される。

筐体右側の裏面に実装されたOSD操作用ボタン

 インターフェースについても触れておこう。映像入力はDisplayPort、HDMI、USB Type-Cの3系統だ。いずれも、最大4K/60Hzで表示できる。USB Type-CはAlt Mode(Alternate Mode)と呼ばれるもので、USB Type-CをDisplayPortと同じように扱える。なお、その際はノートPCやスマートフォンもAlt Mode対応にしている必要があるので注意しよう。

インターフェースは背面に装備。左から順にHDMI、DisplayPort、USB Type-C、USB Type-B、USB Type-A×2、ヘッドフォン出力、電源端子となる

 そのほか、USB Type-BとPCをUSBケーブルで接続することで、JN-IPS28UHDRC65WがUSBハブとして機能し、2つのUSB Type-AにUSB対応機器を接続できる。つまり、キーボードやマウス、ヘッドセットやゲームパッドなどをJN-IPS28UHDRC65Wに接続すれば、PCに挿さなくても良くなるわけだ。環境によっては、PCにUSBデバイスを接続するよりもケーブルが取り回しやすくなるだろう。

 ただし、USB Type-B to Type-Aケーブルを同梱していない点は片手落ち感が否めない。このあたりは改善を望みたいところ。さらに、USB Type-B以外にもUSB Type-CとPCを接続した場合でも、同様に2つのUSB Type-Aを使用できる。なお、Type-Cケーブルは付属しているので、こちらは別途用意する必要がないのでありがたい。

 さらに、ヘッドフォン出力用のミニプラグを1つ備え、筐体の上部には2Wのスピーカーを2基搭載している。そのため、音が頭上から聞こえる違和感があるものの、ある程度の距離を置けば問題ないレベルだ。また、そもそもゲームなどではヘッドセットを利用することがほとんどなので、あまり問題はないだろう。

上部にはスリットがあり、ここの左右に1基ずつスピーカーを内蔵している

 ディスプレーへの電源供給は付属のACアダプターを使用する。ACアダプターの仕様は24V/4Aで96Wだが、JN-IPS28UHDRC65Wの使用電力は最大36Wと控えめだ。これはUSB PD(最大65W)での電力供給を考慮しているためだろう。

出力96WのACアダプタ―が付属

過去記事アーカイブ

2024年
01月
02月
03月
04月
05月
06月
07月
08月
09月
10月
11月
2023年
01月
02月
03月
04月
05月
06月
07月
08月
09月
10月
11月
12月
2022年
01月
02月
04月
05月
06月
07月
08月
09月
11月
12月
2021年
08月
09月
10月
2020年
06月
07月