現在のゲーミングノートPCの中でもトップクラスのパフォーマンス

快適なPCゲームプレー環境を求めるなら、最高スペックが全部入っている17.3型ゲーミングノートPCがオススメ!MSI「Vector GP76」レビュー

文●石川ひさよし 編集●ASCII

提供: エムエスアイコンピュータージャパン

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 メモリは容量の拡張が可能なDDR4 SODIMM形式を採用しており、標準構成ではDDR4-3200メモリを16GB搭載している。昨今では16GB(8GB×2枚のデュアルチャネル)がスタンダード。マルチタスクやブラウザで複数のタブを開いても、16GBならよほどのことがないかぎりメモリ不足となることはない。一方、映像編集や写真補正など、ハイアマチュア用途で利用する場合は、MSI公認サポート店でメモリ容量を拡張するのもよいだろう。最大まで拡張すれば32GB×2枚で64GBとなる。

メモリも標準で16GB。×2のSODIMM構成で最大64GBまで拡張できる

 ストレージはM.2 NVMe対応SSDで容量は1TBだ。M.2のインターフェースはPCI Express 4.0 x4。また、容量も1TBなので、OSとともにたくさんのゲームプログラムを保存しておける。本体内にはM.2の空きスロットが1基あり、ここもMSI公認サポート店で追加搭載が可能だ。1基をOS用に、もう1基をデータ用にと分けて運用すればより柔軟、より快適に運用可能だ。

PCI Express 4.0 x4接続のNVMe対応M.2 SSDを搭載。容量も余裕の1TB

転送速度はシーケンシャルリードで3.6GB/s、同ライトで3.5GB/s前後。コスパ重視の完成PCに搭載されるSSDとしてはやや高速寄りでストレスも少ない

 また、ゲーミングで重要なスペックとしてネットワークを見ておこう。Vector GP76は有線LANが2.5GbE、無線LANがWi-Fi 6。どちらも現在のトレンドを踏まえたものだが、とくに2.5GbE対応は注目に値するだろう。デスクトップPCでは2.5GbEの採用が進んでいるが、ノートPCではまだまだこれからという状況だ。一歩先んじて、ノートPCでも2.5GbE接続できればネットワークはより快適なものとなるだろう。

有線LANが2.5GbE対応と、有線・無線ともネットワーク関連は申し分ない

eスポーツタイトルで優位に立てる144Hzパネル。ムードを盛り上げるRGB LEDキーボード

 Vector GP76の液晶ディスプレイは、先のとおりサイズが17.3型、解像度はフルHD(1920×1080ドット)だ。17.3型というサイズはノートPCでは最大級。やはりゲームは大画面のほうが気持ちいい。もちろん映像出力を利用すれば外部ディスプレイやテレビなどで楽しむことができる。普段はプライベートルームの机の上、あるときはダイニングのテーブルの上、またあるときはリビングでと、好きな場所でゲームができるのはノート型ならではのメリットだ。

解像度は抑えられているが、17.3型というパネルサイズはノートPCにありがちな窮屈感から解放してくれる

 また、注目すべきパネルスペックとして、リフレッシュレートが144Hzに対応している点が挙げられる。いわゆるゲーミング液晶ディスプレイだ。一般的な60Hzよりも高速に画面を書き換えることができる。144Hzの液晶パネルに対して理想的なフレームレートは144fpsだが、GeForce RTX 3080 Laptop GPUならそれを実現する十分なパフォーマンスがある。フルHDで144Hzというスペックは、Vector GP76がeスポーツを見据えたスペックであることを示していると言えるだろう。

144Hzのリフレッシュレートに対応するゲーミング向けのパネルを採用

 続いてそのほかのインターフェースを見ていこう。左側面にはUSB 3.2 Gen1 Type-A×1、USB 3.2 Gen2 Type-C(DisplayPort Alt-Mode対応)×1、ヘッドホン/マイクコンボジャック×1。背面にはACアダプタ用ジャック×1、HDMI×1、2.5GbE LAN×1、Mini DisplayPort×1。右側面にはUSB 3.2 Gen1 Type-A×2を備えている。

左側面にはUSB 3.2 Gen1 Type-A×1、USB 3.2 Gen2 Type-C×1、オーディオ入出力×1

右側面にはUSB 3.2 Gen1 Type-A×2

背面にはMini DisplayPort×1、2.5GbE LAN×1、HDMI×1、ACアダプタ用ジャック×1

 ポイントはまず豊富なUSBだ。10GbpsのUSB 3.2 Gen2 Type-Cを備えていることに加え、現在スタンダードなUSB 3.2 Gen1 Type-Aが3基もある。これらUSB端子は3方向にあるため、接続時の自由度が高い。次に映像出力端子。Mini DisplayPort、HDMIに加え、USB Type-CもDisplayPort Alt-Modeに対応しているので、最大4画面(本体ディスプレイ含む)構成が可能だ。

 キーボード面も見ていこう。ゆとりある17.3型サイズに採用されているのは、MSIゲーミングノートPCでも上位モデルを中心に用いられているSteelSeries製Per-Key RGBキーボードだ。ひとつひとつのキーにRGB LEDを搭載しており、アニメーションのハデな演出が可能だ。

デスクトップ用ゲーミングキーボードでも有名なSteelSeries製を採用。RGB LEDバックライトを装備。15.6型モデルと比べるとパームレストも広々としている

RGB LEDの制御はSteelSeries製ユーティリティを用いる

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