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最高峰性能の小型マシン「Mac Studio」に新iPhone SE/iPad Air登場! 2022年春のApple Event 第37回

「Apple Studio Display」4K動画・空間オーディオ・ハイレゾを遊び尽くせ!

2022年04月06日 12時00分更新

文● 山本 敦 編集●飯島恵里子/ASCII

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AirPods MaxとmacOS 12 Monterey以降のMacを組み合わせると、Apple TVやApple Musicの空間オーディオコンテンツを再生した時にダイナミックヘッドトラッキングによる再生が楽しめます

③ ダイナミックヘッドトラッキング
 macOS 12 Monterey以降から、Macで空間オーディオに対応するコンテンツを再生すると、一部ヘッドホン・イヤホンとの組み合わせではダイナミックヘッドトラッキングが利用できます。以下はStudio Displayに直接関係はありませんが、Macで空間オーディオ再生を楽しみ尽くすためのTIPSとして参考にして下さい。

 ダイナミックヘッドトラッキングとは空間オーディオ再生の没入感を高めるためのテクノロジーです。アップルのAirPods ProとAirPods Max、第3世代のAirPods、およびBeats by Dr.DreのBeats Fit Proを組み合わせると、ワイヤレスイヤホン・ヘッドホンに内蔵するセンサーがユーザーの頭や体の動きを検知して、映像の中で再生されるダイアローグや効果音をあるべき位置に定位させます。

 例えばAirPods Proを装着するユーザーがコンテンツの再生中に顔を左に向けると、役者の声が右耳から聞こえてくるといった体験が得られます。

macOSのサウンド環境設定から、空間オーディオのオン・オフを選択。ダイナミックヘッドトラッキングの有無も選べます

 Macに対応機種を接続して、空間オーディオ作品を再生すると、Macの「サウンド環境設定」のプルダウンから空間オーディオのオン・オフが選べるようになります。オン時には立体音楽体験だけを残して、ダイナミックヘッドトラッキングの効果は切ることも可能です。

 Apple TV+アプリケーションで再生するコンテンツの場合、上記4機種のヘッドホン・イヤホンを使わない場合は空間オーディオ再生になりません。

 Apple Musicのドルビーアトモスによる空間オーディオ対応コンテンツは、Macに上記4機種のワイヤレスイヤホン・ヘッドホンを組み合わせて聴くとダイナミックヘッドトラッキングが楽しめます。

 Apple Musicの場合は他のイヤホン・ヘッドホンを使う場合も空間オーディオは有効になりますが、対応する楽曲が再生された時に自動的に空間オーディオにならないので、ミュージックアプリから「常にオン」を選ぶ必要があります。

 またApple Musicの場合、元がステレオ音声の楽曲を空間化して再生する機能が、上記4つの製品で楽しめます。お気に入りの楽曲で試してみると空間オーディオの醍醐味がよくわかると思います。

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