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最高峰性能の小型マシン「Mac Studio」に新iPhone SE/iPad Air登場! 2022年春のApple Event 第37回

「Apple Studio Display」4K動画・空間オーディオ・ハイレゾを遊び尽くせ!

2022年04月06日 12時00分更新

文● 山本 敦 編集●飯島恵里子/ASCII

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Studio Displayのためにチューニングした6スピーカーシステムを搭載。解像度が高く力強いサウンドが持ち味です

② 空間オーディオの再生
 Studio Displayは本体に4基のウーファー、2基のトゥイーターにより構成される「6スピーカーシステム」を内蔵しています。2021年春に発売されたM1チップを搭載する4.5K RetinaディスプレイのiMacと、スピーカーシステムの構成は同一ですが、Studio Displayのユニットは筐体に合わせてチューニングを最適化しています。

 音の出口となるスリットは、ディスプレイのボトム側面に下向きに配置されていますが、広がりあるパワフルなサウンドを特徴としています。筆者は「人の声」の明瞭度が高いことと、豊かな立体感にも惹かれました。

 Studio DisplayもまたM1チップを搭載するiMacやMacBook Proシリーズのように、本体に内蔵するスピーカーでドルビーアトモスの立体音声を再現します。

 Macの内蔵スピーカーによる空間オーディオ再生は、Apple TV+の映画やドラマについては特別な下準備は不要です。

 Apple Musicの場合はミュージックアプリの「環境設定」に入り、「再生」メニューの「オーディオの品質」設定に並ぶドルビーアトモスを「自動」または「常にオン」にします。空間オーディオ再生時には、楽曲のカバーアート表示の画面に「Dolby Atmos」のロゴが表示されることも目印になります。

macOS版ミュージックアプリの環境設定。再生内「ドルビーアトモス」は自動、または常にオンにすると、ドルビーアトモスによる空間オーディオに対応する楽曲を再生した時に立体音楽体験が楽しめます

ドルビーアトモスによる空間オーディオに対応する楽曲を再生するとカバーアートの下にDolby Atmosのロゴが表示されます

 Netflixのコンテンツも2021年夏から、アップルのデバイスによる空間オーディオ再生に対応しています。Macで再生する場合はブラウザはSafariを選択して、この後に説明する「ダイナミックヘッドトラッキング」が利用できるAirPods ProとAirPods Max、第3世代のAirPodsとBeats Fits Proにより空間オーディオが楽しめます。

 Macの内蔵スピーカーによるNetflixの空間オーディオ再生は、現状対応していません。

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