バイクも高性能モデル
「BMW Motorrad」
ホールに戻って輸入車を見ていきましょう。まずはBMW Motorradでスポーツバイクをチェック。「カッコいいです!」と一発で気に入られた唯さん。しかしプライスタグを見て「236万円って……。でもBMWのクルマは236万円では買えないから安いのかなぁ」とも。
続いて排気量1800㏄の2気筒バイクR18にまたがってみたり。「でも、全部大型免許が必要なんですね」ということで、普通自動二輪であるG310Rもチェック。「フルカウルはないんですか?」という疑問を抱かれるのですが、残念ながら……。
そしてBMW Motorradの電動バイクもチェック。CE04というモデルは、どこか近未来的なデザインです。
歴史あるバイクメーカー
「MVアグスタ」
続いてお邪魔したのがイタリアの宝石、MVアグスタ。F3RRという798cc並列3気筒エンジンは最高出力147馬力! お値段は324万5000円ですが「コンパクトカーと同じ値段だと思えば」と唯さん。残念ながらまたがることはできませんでした。
同じブースで唯さんが乗ることができそうなのがイタルジェットというスクーター。スクーターといってもインディペンデント ステアリング システムをはじめとして独自技術が満載。「スクーターとは思えない個性的な外観ですね」と隅々まで観察。
アメリカ初のバイクメーカー
「インディアンモーターサイクル」
続いてインディアンモーターサイクル。1897年に誕生したアメリカ初のバイクメーカーです。クラシカルなアメリカンスタイルですが、インフォテインメントは最新で、なんとサスペンションの減衰特性なども変更できるのだとか。「こういうバイクもまたイイですね」と唯さん。
ザ・アメリカンバイク
「ハーレーダビッドソン」
アメリカンバイクといったらハーレーダビッドソンでしょう。「やっぱりカッコいいですね。独特のオーラがあります」とまたがってみたり。
長い歴史のバイクメーカー
「トライアンフ」
趣向を変えて英国のトライアンフ。現存する最古のオートバイ製造販売会社です。まずは2500㏄3気筒エンジンを搭載した大型バイクROCKET 3 R BLACKに驚き。「2500㏄って……」と言葉を失う同行スタッフ一同。
東京モーターサイクルショーでは、アドベンチャータイプの新型車がジャパンプレミア。同モデルはほかにもロードモデルが用意されていました。「こういうバイク、ときどき高速道路で見かけますね。旅とかするのにいいのかしら?」と唯さんの旅心に火がついた様子。
高級イタリアンバイク
「ドゥカティ」
イタリアの名門、ドゥカティもアドベンチャーモデルを訴求。唯さんの旅心にガソリンを注ぎ込みます。ちなみにドゥカティはこれから精力的にEVモデルを試乗導入する模様です。
同じ輸入元のブースで目を惹いたのは、VYRUS Alyen 988という2288万円のバイク。「これ、スーパーカーが変える値段ですよ?」と、目を丸くする唯さん。
クルマと同じオシャレな
「プジョーモトシクル」
日本、ドイツ、イタリア、イギリスと回ったので、その近くにあるフランスのバイクは? というと、ちゃんとありました。プジョーモトシクルです。「プジョーはクルマとコーヒーミルだけでなく、バイクも作っていたのですね」と唯さん。展示されていたのは、原付2種のスクーター。フランスブランドというイメージもあってかオシャレ。
オフロードを得意とする
「KTM」
今度はオーストリアのKTMブースへ。KTMというとオフロードが得意というイメージが強いですが、近年はMotoGPに参戦し優勝をはたすなど、総合バイクメーカーとしての地位を確固たるものとしています。またほかの輸入ブランドと違い、普通自動二輪免許でも乗れる車種を数多くラインアップするのも特徴です。その中の1台にまたがってみたり。ですが唯さんは「オレンジがすごいですね」と、そのカラーリングに圧倒されっぱなし。
数多くのバイクの中から選んだのは?
こうして一通りバイクを見た唯さん。「まずヤマハ=青、カワサキ=緑、KTM=オレンジというように、メーカーの主張がしっかりしていますね。クルマはそういうのってあまりないと思うんです。そこが面白いですね。スタイリングも多種多様で目移りしちゃいますね。スポーツ系も欲しいですけれど、アメリカンもカッコいい。ネイキッドというクラシカルなスタイリングもいいですね。バイクに乗っている人が何台も欲しくなる気持ち、とてもわかります」というように、バイクの沼にハマりつつある様子。
それでは最後に、一番欲しいバイクを選んでいただきましょう。「コレですね」と選んだのはHondaの「CBR650R」。唯さんが初めて訪れたバイクショップで一番気に入ったモデルです。「やっぱりカッコいいです。それに新色の真っ黒が凄くイイ!」と、スタイリングが好みなのだとか。「でも、免許的に乗れないんですよね……。このCBR650Rに限らず、乗りたいと思ったバイクが免許的に乗れないんですよ。大型免許欲しいなぁ。けれど400㏄ですら持ち上がらないのに乗ることができるのかしら?」と、膨らむ夢と苦しい現実に悩みながら、会場を後にしました。今後に期待しましょう。