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今年はむだ毛を整える夏にするか……:

ブラウン4枚刃グルーマー発表 全身のむだ毛が1台で剃れる

2022年03月09日 15時00分更新

文● 盛田 諒(Ryo Morita) 編集● ASCII.jp

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ボディ&フェイスグルーマー PRO X
発売日 2022年4月8日
想定実売価格 9980円
P&G(ブラウン)

https://www.braun.jp/ja-jp/male-grooming/stylers-and-trimmers/series-x

 P&Gは3月9日、ブラウン初となるボディグルーマー「ボディ&フェイスグルーマー PRO X」を発表しました。4月8日発売、想定実売価格9980円。寝た毛にも強い4枚刃で、肌の凸凹に対応しやすい可動式ヘッドを搭載。全身のむだ毛を1台で剃れることを特徴としています。

 外刃は4枚刃の「4Dブレード」。短くなった毛をカットする網刃が2枚、水平に寝た毛を持ちあげてカットするコーム刃が2枚の計4枚。外刃で毛をとらえて内刃でカットするシェーバーと同じ仕組みです。直接刃がふれないので、T字かみそりなどに比べれば肌にやさしいですね。

ブレードは4枚刃を搭載

網刃2枚、コーム刃2枚の計4枚。前後に動かして剃れる

 ヘッドは前後に最大45度の首振りができて、VIOゾーンや脇などの狭いところにも密着させやすくなっています。防水設計なのでお風呂でも使えて、丸ごと水洗いもできます。ゴム製グリップは人間工学に基づき設計され、ぬれてもすべりにくい構造になっているそうです。

コンパクトなヘッドは最大45度で前後に首振り。脇などに密着させやすい

シェーバーと同じでT字かみそりに比べれば肌にやさしい構造

防水でお風呂でも剃れる

 肌保護アタッチメントに加えて、毛の長さを調整するための1mm/2mm/3mm/5mmアタッチメントも付属。自然に見える長さに整えるなどむだ毛ごとのニーズに応じたケアができるとしています。

毛の長さを調整するアタッチメントも付属

 国内ボディグルーマー市場はパナソニックやフィリップスなどがシェアをもち、ブラウンは初参入。2016年に約2億円だった市場規模が5年で約15億円まで伸びたことから、成長を見込んで参入したそうです。

 ブラウン ブランドディレクターの筋 健亮氏によれば、男性のボディグルーミングは最近のトレンド。過去6ヵ月の間に顔を除く体の毛をケアしたという日本人の男性は全体の約3割、うち18〜34歳の若年層は約5割がケアをしていたという調査結果があるそうです。

日本人男性の3人に1人がむだ毛ケアをしている

 16〜22歳の調査で見ると、習慣的にケアをしている部位は、脇が34%、脚(すね)が30%、デリケートゾーン(VIO)が31%。多くがT字かみそりやはさみでケアをしていて、時間がかかるとか、肌を傷つけてしまうとか、細かいところをうまくケアできないといった悩みがあるということでした。そこのニーズをボディグルーマーですくいとろうということですね。

若い人は見えるところも見えないところもケアしているという

むだ毛ケア用品はT字かみそり、はさみがほとんど

かみそりやはさみでは満たせないニーズをボディグルーマーでとらえるという

 コスメなども含め、このごろは男性向けの美容系商品が増えました。駅構内では男性向けの脱毛広告を見ることも増えています。ジャンルを問わずボーダーレスなトレンドのひとつですね。

 美容は趣味の領域ですが、汗をかいたときにすね毛がくっついて気持ち悪いとか、トイレで尻毛が汚れるのでどうにかしたいといった動機は割と切実にあるかなと思います。これまで38年、美容と縁のない人生を送ってきましたが、製品がかっこいいこともあり、ちょっと試してみたくなりました。今年はむだ毛を整える夏にするか……。

 

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