2月10~13日の期間、幕張メッセで「ジャパンキャンピングカーショー2022」が開催された。会場には様々なキャンピングカーがずらりと展示され、4日間の合計来場者数は2万3775人と大盛況だった。本稿では会場で見つけたユニークなキャンピングカー&アウトドア商品などを紹介する。
クルマの旅が楽しくなりそうな豪華仕様
VANTECH
VANTECH(バンテック)のブースは巨大な面積に大型キャンピングカーを中心に展示。「ZIL 520」はトヨタ カムロードがベース車両のキャンピングカー。定員は乗員6人、就寝5人で、展示車両の価格は1087万8700円。高級車なだけあって、外装・内装ともに実に素晴らしい。当然のようにキッチンやベッド、トイレが設置してあり、普段の生活もできそう。こんなクルマで旅をしたら間違いなく楽しいだろうなぁ~と思わせてくれる。
バンテックではこの他に、内装のレイアウトや標準装備が異なる「ZIL Noble」や「ZIL」「CORDE LEAVES」「CORDE BUNKS」などを展示。スタッフに話をうかがうと「初めからフル装備の車両が欲しいユーザーさんのほかに、後から装備を充実させたいユーザーさんもいます。なので弊社はアフターサポートもしっかり対応させていただいています」とのこと。
使いやすそうな軽キャンピングカー
岡モータース
岡モータースは軽自動車をベースに開発した「ミニチュアクルーズATRAI」や「COZY2022」「オリーブ」などを出展。ダイハツ「アトレー RS」がベースの「ATRAI」は、乗員4人、就寝2人の軽キャンパー。全長1.8×幅1.2mのベッドは、厚さ60mmの三層構造ウレタンを採用。とてもふかふかのベッドだったので、軽自動車の中でもぐっすり眠れそうだ。展示車両の価格は339万4600円。
なお、ベース車両がスズキ「エブリイ」の「COZY」は441万450円、日産「NV100 クリッパー」の「オリーブ」は274万6150円。すべて展示車両の価格だ。
用途とコンセプトに合わせた多彩な車両を展示
TOY-FACTORY
TOY-FACTORYのブースは用途別のキャンピングカーを装飾品と共に展示していた。キャッチコピー「MY HOMEへようこそ」を掲げた「alcoba」は、まるで自宅のような居心地のよさを追求したキャンピングカー。内装の素材にもこだわっており、展示車両の価格は944万5790円。
そして後方に大型のリアベッドをレイアウトした「Bergen」は、大容量ラゲッジスペースも用意。たくさん荷物を持って旅に出かけたいユーザーに適したキャンピングカーだ。価格は980万210円。
さらにコンセプトカーの「FCVキッチンカー」は、FC(燃料電池)から電源を供給させ、冷蔵庫と冷凍庫、電子レンジ、IH調理器具を利用可能にするクルマ。災害地でも使える移動式キッチンカーとして、ハイエースの新しい価値を提案していた。