マザーボードとビデオカードにはASUSのROG STRIXシリーズを採用
60万円越え! Core i9&RTX 3080 Ti&DDR5メモリーを「COSMOS C700M」に搭載したゲーミングPC最強クラス「ZEFT G29ZT」
2022年02月17日 13時00分更新
いつの時代もゲーミングデスクトップパソコンは高級品だ。ゲームが快適に遊べる性能を持っているのはもちろん、その性能を存分に活かす外観や冷却能力を持ったPCケースが求められるからだ。そのため、そういったマシンを求める人には、スペックだけでなくケースにもこだわりたい人が多いようだ。
そんな人に紹介したいのが、パソコンショップSEVENのゲーミングパソコン「ZEFT G29ZT」だ。ZEFT G29ZTは、ケースにCooler Master製「COSMOS C700M」採用し、その外観は大きさもさることながら、かなりインパクトのあるデザインとなっている。
特に一味違った自分だけのパソコンがほしいと考えている人にとって、COSMOS C700Mは人気を博しており、それを採用するZEFT G29ZTもかなり特徴的なマシンに仕上がっている。では、ZEFT G29ZTはどういったゲーミングパソコンなのか、詳しくみていこう。
ZEFT G29ZT
https://pc-seven.co.jp/spc/15522.html
価格:62万4580円(2月17日現在)
試用機の主なスペック | |
---|---|
CPU | Core i9-12900K(定格クロック3.2GHz~最大クロック5.2GHz)、16コア/24スレッド |
CPUクーラー | Cooler Master MasterLiquid ML360P Silver Edition |
グラフィックス | ASUS ROG-STRIX-RTX3080TI-O12G-GAMING(GeForce RTX 3080 Ti) |
PCケース | Cooler Master COSMOS C700M |
マザーボード | ASUS ROG STRIX Z690-F GAMING WIFI(インテル Z690チップセット) |
メモリー | DDR5-4400 32GB(16GB×2)、スロット数4のうち2スロット使用 |
ストレージ | 1TB M.2 SSD(Western Digital WD Black SN850、PCIe 4.0) |
内蔵ドライブ | Blu-ray・DVDスーパーマルチドライブ LG BH16NS58 |
通信規格 | 2.5GbE、Wi-Fi 6/Bluetooth 5.0対応 |
電源ユニット | Cooler Master V1000 Platinum(定格出力1000W、80PLUS PLATINUM認証) |
OS | Windows 11 Home(64bit) |
最上位モデルのi9-12900Kを採用
ビデオカードは人気のROG STRIXシリーズ
まずは、ZEFT G29ZTのスペックから紹介していこう。ZEFT G29ZTでは、CPUに第12世代Coreプロセッサーの「Core i9-12900K」(以下、i9-12900K)を採用。パフォーマンスの高さから人気の第12世代Coreだが、ZEFT G29ZTではその最上位モデルを装備しているだけあって、ゲーミング用途で性能が足りないということはまずないはずだ。
ただ、i9-12900Kも消費電力が大きく、発熱量が多いという弱点がある。そこで、ZEFT G29ZTでは、CPUクーラーに簡易水冷タイプのCooler Master製「MasterLiquid ML360P Silver Edition」を採用。この簡易水冷クーラーは、360mmサイズのラジエーターが組み合わされており、i9-12900Kでも問題なく冷却することが可能。CPUに見合った、十分な冷却が用意されているというわけだ。
ZEFT G29ZTで、i9-12900Kに組み合わされるGPUが、NVIDIAのAmpereアーキテクチャーを採用した「GeForce RTX 3080 Ti」(以下、RTX 3080 Ti)だ。しかも、ZEFT G29ZTではビデオカードに定評のあるASUSのROG STRIXシリーズ「ROG-STRIX-RTX3080TI-O12G-GAMING」を装備。このROG-STRIX-RTX3080TI-O12G-GAMINGは、ブーストクロックが1815MHzのクロックアップモデルで、独自形状のAxial-tech仕様ファンを3基備えたGPUクーラーは、高い冷却性能が期待できる。
さらに、ZEFT G29ZTでは、マザーボードにビデオカードと同じASUSのROG STRIXシリーズの「ROG STRIX Z690-F GAMING WIFI」を採用。インテル Z690チップセットを搭載したこのマザーボードは、電源部が16+1フェーズ構成の豪華な作りで、その冷却にもヒートパイプを使用するなど、CPUの電力需要にしっかりと対応する仕様。さらに、2.5GbE対応の有線LANとWi-Fi 6をサポートした無線LANを備えており、ネットワーク周りも強力だ。
システムメモリーには、DDR5-4800を32MB搭載。従来のDDR4より高速に動作することに加えて、新規格のメモリモジュールに期待を寄せている人も多いはず。さらに、ストレージはPCIe 4.0に対応したWestern Digital製のM.2 SSD「WD Black SN850」の1TBモデルを採用し、容量および転送速度に懸念はまったくない。
これらを支える電源ユニットにはCooler Master製「V1000 Platinum」を搭載。このV1000 Platinumは、定格出力1000Wで、80PLUS PLATINUM認証を取得した高品質モデル。電力損失が抑えられ、発熱量の低減も期待できる。
ケースは、先述のとおりCOSMOS C700Mを採用。フロントパネルの金属パーツにはヘアライン加工され印象的だ。さらに、その両側には吸気孔となるメッシュが用意されているほか、天板も一面が吸気孔となっており、サイズが大きいだけにエアフロ―もしっかりと確立されている。その天板のフロントパネル側は斜面となっており、そこにUSB 3.0(Type-A)が4基、USB 3.1(Type-C)が1基と、5系統ものUSBが備わっており、使い勝手は非常に高い。
さらに、左側面のサイドパネルは、一面が強化ガラス製になっており、内部のパーツのイルミネーションもかなりよく見える構造。COSMOS C700MのLEDと合わせて制御することで、より個性的なマシンに仕上げることも可能だ。
60万円オーバーとゲーミングパソコン最強クラス
どんなゲームも快適にプレイできる1台
以上のように、ZEFT G29ZTは最高クラスの製品を採用したトップエンドのゲーミングパソコンに仕上がっている。ただ、価格も62万4580円(2月17日現在)と非常に高価で、万人におススメできるモデルであるとは言い難い。しかし、今後登場するゲームの描画負荷を心配せず、どんなゲームでも高解像度で快適なプレイを実現したいと考える人にとって、このZEFT G29ZTは、魅力的なマシンではないだろうか。
だが、やはり気になるのは、ZEFT G29ZTでどの程度のフレームレートが出るのかではないだろうか。そこで、別記事では、描画負荷が大きいゲームを使って、ZEFT G29ZTの実力を確かめてみたい。