PC開発に驚きと挑戦を─それが「NEXTREME」ブランドだ!

すべてのテレワーカーが満足できるモバイルノートPCの完成形<LAVIE NEXTREME Carbon>開発者インタビュー

村野晃一/編集 ASCII

提供: NECパーソナルコンピュータ

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求められる機能をすべて積んだ上での最軽量機という価値

──では、もうちょっと今回の新製品である<LAVIE NEXTREME Carbon>についてお聞きします。本製品の「NEXTREME」シリーズならではのこだわりポイントを教えて下さい。

森部 やっぱりモバイルPCなので、重量とかバッテリーっていうのはどうしても避けては通れない要素です。

 実は何年か前に、「NEC PCは世界最軽量は追わない」っていう宣言をしているんです。それでも<LAVIE NEXTREME Carbon>の前身にあたる機種である<LAVIE Pro Mobile>が13.3型で889gだったんですね。

 今回の<LAVIE NEXTREME Carbon>は、画面サイズは14型にアップしているのに、最軽量構成時は15時間バッテリーで約870gで、画面サイズをアップしたのに重量を減らしている。非常にチャレンジングなことを、開発チームの意地とこだわりをかけて実現したというのがひとつのポイントです。

 とはいえ、テレワーク向けのモバイルPCという括りで言えば、重量ももちろん重要なんですけども、デザインとか生産性、ミーティング機能の実装など、いろいろ要素があって、その全てがコストとトレードオフの関係にあるんですね。

 ですが、今回の<LAVIE NEXTREME Carbon>は、それらすべてに死角がない。本当に高い次元でバランスが取れた製品になっています。レーダーチャートで表したとすると、すべてにオール5が付くみたいな感じです。

 たとえば、世界最軽量にしちゃうと、やっぱり「軽量」という項目だけ飛び抜けた、ちょっといびつなレーダーチャートの形になることが多いんですけど、この<LAVIE NEXTREME Carbon>は、本当に死角がない製品になったなと自負しています。

──先ほどのお話だと、すべての機能を満足させるためにコストとのトレードオフはいったん置いておくということだったんですが、そうなると、レーダーチャートに「コスト」という項目があったら、そこは下がってしまったりするんじゃないですか?

森部 コストも、全く意識していないわけではなくて、例えば「コスト」という項目に関しては、その製品でお客様が得られる体験価値に応じたものになっていれば、決して高いとは感じない、というようなニュアンスと思っていただければと思います。

──なるほど。特定の用途を考えたとき、価格はそれなりだけど、ちょっと手が行き届いていない点があってもこの価格なら仕方ないというものにするか、どこを取っても完璧だけどこれだけのモノなんだからこの価格でも納得できるというものにするか、という2択の後者ということですね。

森部 これまでも実装したかったけど、コスト面を考えてできなかった機能が結構あって、<LAVIE NEXTREME Carbon>では、そうしたものもバッチリ実装しています。

 例えばWebカメラです。PCに搭載されているWebカメラはずっとHD解像度のカメラが主流だったんですが、<LAVIE NEXTREME Carbon>ではフルHDのカメラを搭載しています。

フルHD解像度で物理プライバシーシャッターの付いたWebカメラ。

森部 バックライトキーボードもNEC PC製品ではやっていなかったし、Thunderboltも実はあんまり搭載している機種がなかったんですよね(笑)。でも今回は、今までやりたかった機能を結構ふんだんに入れてます。

<LAVIE NEXTREME Carbon>では、Thunderbolt対応のUSB Type-Cが採用されている。

──従来の「LAVIE」シリーズではあえて採用してこなかった技術を全部てんこ盛りにして入れているわけですね。

森部 そうですね。ただ重量を軽くしただけではなく、それだけのものを詰め込んでいてもなお、これまでで一番軽い、というところに大きな価値があるんだと思っています。

テレワーク向けモバイルPCを求める人のすべてにYESで答えられる製品

──これまで「LAVIE」シリーズで同ポジションのカバーしていたのは<LAVIE Pro Mobile>シリーズにあたると思いますが、<LAVIE Pro Mobile>シリーズでなく、<LAVIE NEXTREME Carbon>でないとできない体験には、どういったことがありますか?

森部 そうですね。○Xレベルでできること、できないことという差分より、<LAVIE Pro Mobile>よりもワンランク上の体験ができるというところが大きな違いかなと思ってます。

 <LAVIE NEXTREME Carbon>で採用したフォーサイドナローベゼル(4辺狭額縁)というのも、今までやりたくても採用できていなかったことの1つなんですが、ベゼル周りがほとんどないくらい細い。さらに、16:10の液晶で作業領域も広がっています。従来機と比べてもらえたら、誰にでも分かっていただけるくらい非常に使いやすくなっています。

開いたときにインパクトが大きいフォーサイドナローベゼル設計。

──私的には<LAVIE Pro Mobile>の時点で、本当にかなり完成されているなと感じていたんですが。

森部 私も、モバイルPCは<LAVIE Pro Mobile>の時点でかなりやり尽くしたとも思っていたんですけど、まだまだやれるなって思いましたね(笑)。

 例えば、先ほど挙げた画面サイズの話でも、13型で16:9の液晶と14型で16:10の液晶とでは、縦のスペースが広がってるので、画面サイズの大きさの差以上に格段に作業効率がよくなっていることを実感できると思います。

 あとWebカメラも、HDカメラからフルHDカメラになり、それに加えてアプリケーションでの美肌補正機能が実装されているんですね。そのため、オンラインコミュニケーションでの相手への印象が違ってくる。そうしたあらゆる面で、ワンランク上の体験価値というものを感じていただける製品になっていると思います。

──両者を使い比べてみると違いが分かる、ってことなんでしょうか?

森部 <LAVIE Pro Mobile>と使い比べてみて分かるというか、実際にテレワークで使って実感できる、ということですかね。私も以前は<LAVIE Pro Mobile>を使っていて、ここ最近はずっとプロモーションで<LAVIE NEXTREME Carbon>使ってるんですけど、やっぱり全然違いますね。

 現在<LAVIE Pro Mobile>を使っていらっしゃるユーザーさんなら、すべての方に「良くなってるね」って普通に感じてもらえる製品になっていると思いますね。

──「LAVIE」に限らず、テレワーク向けのモバイルPCを探してますって人がいたときに、コレができるからこの機種を選ぶ、これがあるからこの機種にしようみたいな選択基準がいろいろとあると思うんですけど、<LAVIE NEXTREME Carbon>だったら、そうしたユーザーの要望をオールラウンドでカバーできるってことなんでしょうか?

森部 そう思っていただいていいと思います。

──それはすごい自信ですね。

森部 と言うのも、<LAVIE NEXTREME Carbon>に採用している機能や技術は、ずっとテレワークスタイルで働いている、あるいはハイブリッドワークをやってるといったようなユーザーの方たちとNEC PCの間で、ものすごくディスカッションして実装を決めたという経緯があるんです。

 もちろんそうしたことは<LAVIE Pro Mobile>のときにも行っていましたが、<LAVIE NEXTREME Carbon>でコストとのトレードオフをいったん脇に置いて考えることで、ようやくそういった方たちの要望される技術をほぼ実装できたと思っています。

──ユーザーインタビューでは、<LAVIE Pro Mobile>でも足らないって言われてた機能がまだあったってことなんですか?

森部 ありましたね。モバイルPCの開発にあたっては、初代の<LAVIE Pro Mobile>ができてから、それをテレワーカーやハイブリッドワーカーの方にお貸し出してフィードバックを得て、改善点とかいろんな意見をいただきながらまた2代目が出て、またそれを貸し出してという形で、常にフィードバックをいただきながら改善していってます。

──なるほど。ということは、<LAVIE NEXTREME Carbon>に関しても、現時点ではテレワーク向けPCの最高峰ではあるけれども、今後まだまだ改良を重ねていくということなんですね。

森部 そうですね。まだまだ進化させる余地はあると思います。

──<LAVIE NEXTREME Carbon>、本当に凄そうですね。

森部 ぜひ多くの方に使っていただきたいです。

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