このページの本文へ

Core i7-12700KとRTX 3060 Tiを採用

第12世代CoreとRTXで超快適フルHDゲームプレイに! スタイリッシュなNZXT「H510 White」採用PC「ZEFT G27AS」が24万円台と高コスパ

2022年01月27日 13時00分更新

文● 宮崎真一 編集●八尋/ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

「ZEFT G27AS」

 マイクロソフトから新OSの「Windows 11」が、インテルから第12世代Coreプロセッサーが相次いで登場し、これを機にパソコンを新調しようと考えている人は多いのではないだろうか。中でも、20万円前後で比較的コストパフォーマンス優れるBTOパソコンは、市場で人気が高い。

 今回紹介するパソコンショップSEVENのゲーミング向け「ZEFT G27AS」も、第12世代CoreプロセッサーとWindows 11を搭載しながらも、価格は24万9480円からとお買い得感の高いモデルBTOパソコンとなっている。では、このZEFT G27ASはどのようなパソコンなのか、スペックを踏まえその仕様をチェックしてみたい。

ZEFT G27AS
https://pc-seven.co.jp/spc/15075.html
直販価格:24万9480円(1月27日現在)

試用機のZEFT G27ASの主なスペック
CPU Core i7-12700K(定格クロック3.6GHz、最大クロック5.0GHz、12コア/20スレッド)
CPUクーラー Cooler Master ML240L V2 ARGB
グラフィックス GeForce RTX 3060 Ti
PCケース NZXT H510 White
マザーボード ASRock Z690 Steel Legend WIFI 6E(Intel Z690チップセット)
メモリー Crucial製DDR4-3200 16GB(8GB×2)、スロット数4のうち2スロット使用
ストレージ 500GB M.2 SSD(Western Digital WD Blue SN550、NVMe)
内蔵ドライブ DVDスーパーマルチドライブ(外付けUSB接続)
通信規格 2.5GbE、Wi-Fi 6/Bluetooth 5.0対応
電源ユニット 定格出力750W、80PLUS Gold認証
OS Windows 11 Home(64ビット)

Core i7-12700KおよびRTX 3060 Tiを搭載
H510 Whiteを採用したスタイリッシュなデザイン

 ZEFT G27ASの標準構成では、CPUにグラフィックス機能を省略した「Core i7-12700KF」(以下、i7-12700KF)を採用。i7-12700KFは、12コア/20スレッドタイプのCPUで、Performanceコアを8基、Efficientコアを4基搭載。Turboboost Technologyにより最大で5.0GHzで動作し、ゲーム用途では十分なパフォーマンスを備えている。なお仕様機のCPUはi7-12700Kとなっている。

 CPUクーラーには簡易水冷タイプのCoolerMaster製「ML240L V2 ARGB」を採用。240mmサイズのラジエーターを備えており、冷却性能と静音性ともに良好だ。

CPU-Z(Version 1.99.0)の実行結果

CPUクーラーは簡易水冷タイプのML240L V2 ARGB

ラジエーターは240mmサイズ

 GPUには、NVIDIAのミドルレンジ向け「GeForce RTX 3060 Ti」を搭載。試用機では、ビデオカードにGIGABYTEの「GeForce RTX 3060 Ti EAGLE 8G」が採用されていたが、BTOではメーカーやモデルを指定したり、GPUそのものを変更したりすることも可能だ。

GPU-Z(Version 2.44.0)の実行結果

ビデオカードはGeForce RTX 3060 Ti EAGLE 8Gが搭載されていた

 マザーボードは、インテル B660チップセットを搭載したASRockの「B660M Pro RS」を採用。B660M Pro RSは、ASRockが新設した「RaceSportEdition」に属するモデルで、安定した電力供給を可能とする8フェーズ構成の電源回路や、ビデオカードの自重から保護し、信号の安定性も向上したスチールスロットがPCIe 4.0バージョンへと進化するなど、コストを抑えつつも高品質な製品に仕上がっている。

 またZEFT G27ASでは、1000BASE-T対応の有線LANに加えて、Wi-Fi 6をサポートした無線LANも装備。対応ルーターが必要になるとはいえ、ケーブルの引き回しを考慮せず、配置場所を選択できるのは大きなメリットだ。

 さらに、オーディオユーティリティとして「Nahimic Audio」がインストールされており、ヘッドフォン接続時にバーチャルサラウンドが利用できるほか、ヘッドセットのマイクの指向性を調節するなど、ゲームはもちろんのこと、ボイスチャットやビデオ会議でも活躍してくれる。

無線LAN用のアンテナも付属する

 システムメモリーは、Crucial製のDDR4-3200を16GB搭載。8GB×2のデュアルチャンネル構成なので、ゲーミング用途で速度および容量ともに問題はない。また、ストレージには、Western Digital製のNVMe対応M.2 SSD「BLUE SN570」の500GBモデルを搭載。こちらも、ゲーミング用途で十分な容量を誇るが、BTOから大容量なものに変えたり、HDDを増設したりすることも可能だ。

CrystalDiskInfo(Version 8.14.2)の実行結果

 電源ユニットには、80PLUS Gold認証を受けた定格出力750Wのものを装備。i7-12700KのTDPが125W、RTX 3060 Tiが200Wなので、電源ユニットは十分な容量のモデルといっていいだろう。

 PCケースは、NZXT製「H510 White」を採用。H510 Whiteのフロントパネルは、装飾などが一切ない無味乾燥といったところだが、それが逆にシンプルでスタイリッシュさを醸し出している。天板の前方部には、ヘッドセット端子のほか、USB 3.1 Gen.1(Type-A)とUSB 3.1 Gen.2(Type-B)を1基ずつ備えており、使い勝手はいい。

フロントパネルは白一色の無地とかなりシンプル

天板のフロントパネル寄りに配置された各種インターフェース

 左側面のサイドパネルは、強化ガラスを用いた内部がみえるタイプ。ZEFT G27ASでは、CPUクーラーのヘッド部分とラジエーターの冷却ファン、それにビデオカードとマザーボードがLEDにより点灯し、イルミネーションを楽しむことができる。なお、これらのLEDは、ビデオカードを除いてマザーボード付属のアプリケーション「Polychrome Sync」(Version 2.0.109)により、色や光り方を制御可能。なお、ビデオカードは、「RGB Fusion 2.0」を使用することとなる。

左側面の強化ガラス越しにみえるLEDのイルミネーションが印象的だ

付属アプリケーションのPolychrome Sync

ビデオカードのみ、LEDの設定はRGB Fusion 2.0を利用する

 H510 Whiteは、それほど大きなケースではないものの、内部空間はゆったりしており、前方から後方へと抜けるエアフローが確立している。また、3.5インチシャドウベイと2.5インチシャドウベイがそれぞれ2基ずつ用意され、拡張性も申し分ない。

底面には着脱可能な防塵フィルターが装着され、メンテナンスも容易だ

右側面のサイドパネルを外した様子

3.5インチシャドウベイには、右側面から容易にアクセス可能だ

2.5インチシャドウベイはマザーボードベースの裏側に用意されている

フルHDでの超快適ゲームプレイに適した構成

 以上のように、ZEFT G27ASの価格は税込みで24万9480円と、コストを抑えつつも、ゲーミング向けとして十分高品質を誇るマシンに仕上がっている。依然として利用者の多いフルHDでゲームを楽しむのであれば、このZEFT G27ASは十分魅力的な1台であることは間違いない。

 とはいえ、ZEFT G27ASが、ゲームにおいてどの程度のパフォーマンスを発揮するのかは気になるところ。そこで、別記事ではZEFT G27ASで実際にゲームをプレイして、そのポテンシャルを確かめてみたい。

■関連サイト

カテゴリートップへ