日産は「東京オートサロン2022」において、新型「フェアレディZ」の日本仕様、特別仕様車の「フェアレディZ プロトスペック」、および往年の名車「Z432R」をモチーフとした「フェアレディZ CUSTOMIZED PROTO」を初公開しました。どんなクルマなのかチェックしてみましょう!
今でもカッコイイS30Zがモチーフの新型Z
新型フェアレディZは、初代S30型を彷彿させるデザインが印象的。すでに公開されていたプロトタイプと比べて、サイドステップがプロトタイプではカーボンだったのに対して、普通の黒いパーツへと変更。また若干タイヤが小さくなりホワイトレター(白いタイヤのロゴなど)がなくなった程度と、ほとんど外観上での違いはないようです。
ボディーサイズは、全長4380mm×全幅1845mm×全高1315mm、ホイールベース2550mm。気になるエンジンは最高出力298kW(405馬力)、最大トルク475N・m(48.4kgf・m)の新開発3リッターV型6気筒ツインターボエンジンを搭載。6速MTのほか9速ATが用意されるとのこと。
室内はZらしい、スポーティーラグジュアリーといった趣き。そしてフェアレディZはスポーツカーよりもGTカー的な要素で作られた歴史を感じさせます。そんなインテリアを観ていた寺坂ユミさんこと、ASCII.jp自動車部のゆみちぃ部長は「これカッコイイ」と絶賛! ということで、超特別に試座することができました。
恐らく、というか絶対なのですが、アイドル業界初なだけでなく、若い女性としては初めて新型Zに座ったゆみちぃ部長。目線がまったくもって定まっていません。「メッチャ緊張しました」ということで、ただただ「すごくいいなと思いました」という言葉以外の感想がない状態。こちらは「広報車の用意ができましたら、ぜひお乗りいただければと思います」ということで、取材することが決定しました。
リアに目を向けると、Z32を彷彿させるテールランプが印象的。マフラーは左右2本出しで、400Rと似たテールパイプが採用されています。
「荷物ってどのくらい載るんですか?」とゆみちぃ部長は、いきなりバックドアを開けてしまいます。「あ、意外とモノが入りそう」が第一声。運転席後部に大きなタワーバーを設けているのは前作と同様で、底は思ったよりは浅めといった印象。2人分の大型スーツケースやゴルフバッグは入りそうです。