AMDは1月20日、ワークステーション向けビデオカード「AMD Radeon PRO W6000シリーズ」を発表した。
CADデザイナーやエンジニア、オフィスワーカーなどのプロフェッショナル向けの高いパフォーマンスと安定性、信頼性を提供するビデオカード。AMD RDNA 2アーキテクチャーと6nmプロセス・テクノロジーを基盤とし、16MBの高帯域幅、低レイテンシーのAMD Infinity Cache Memoryテクノロジーを装備。また、コンパクトな設計のためスモール・フォームファクターのデスクトップPCにも追加しやすいのが特徴。
レイトレーシングや8Kディスプレーのサポート、最新のPCIe 3.0および4.0への対応や、高速データ転送HDR Readyおよびクアッド・バッファ・ステレオに標準で対応。制限された状況でフレームレートを向上させるための動的解像度技術Viewport Boostなどを備える。
Autodesk AutoCAD 2022のシェーディングモードでの3D軌道の回転テストにて、前世代と比較して最大3倍のパフォーマンスを発揮するという。McNeel Rhinoのメッシュ、オブジェクト、モデルデータのストレステストを含むHolomark 2ベンチマークは最大87%向上したパフォーマンスを実現し、ビデオ会議や電子メール、ウェブブラウジングといった一般的なオフィス・アプリケーションやワークロードでもパフォーマンスを向上させるとしている。
「AMD Radeon PRO W6400」「AMD Radeon PRO W6500M」、「AMD Radeon PRO W6300M」 がラインアップ。AMD Radeon PRO W6400は2022年第1四半期に発売される予。AMD Radeon PRO W6500MとRadeon PRO W6300Mは、2022年後半に一部の地域でプレビルドOEMシステムとして提供予定。
製品モデル | ストリーム・プロセッサー | TFLOPS | GDDR6 | AMD Infinity Cache(L3) | メモリー 帯域幅 |
メモリー・インターフェース | ディスプレー 出力端子 |
AMD Radeon PRO W6400 | 768 (12 CUs) |
Up to 3.54 (FP32) Up to 7.07 (FP16) |
4GB@16Gbps | 16MB | 128GB/s | 64bit | 2x DisplayPort 1.4 with DSC and audio support |
AMD Radeon PRO W6500M | 1024 (16CUs) |
Up to 5.30 (FP32) Up to 10.61 (FP16) |
4GB@16Gbps | 16MB | 128GB/s | 64bit | Dependent upon OEM configuration |
AMD Radeon PRO W6300M | 768 (12CUs) |
Up to 3.37 (FP32) Up to 6.75 (FP16) |
2GB@16Gbps | 8MB | 64GB/s | 32bit | Dependent upon OEM configuration |