やっぱりきた! TYPE Rの血統は死なず!
東京オートサロン2022の会場で、6代目シビック TYPE Rのプロトタイプの実車が世界初公開されました! カモフラージュが施されたこの車両から、現状わかることをご紹介しましょう!
シビック TYPE RはFF市販車最速の名を欲しいままにしてきた1台。現在、そのタイトルはルノー「メガーヌR.S.トロフィーR」に奪われており、その奪還が期待されている1台です。これまで、ドイツ・ニュルブルクリンクや鈴鹿サーキットでのテスト風景は公開されていたものの、マスコミを含め一般の目に触れることはなく、オートサロン2022でその姿が露わとなりました。
ボディーの各所から空力パーツが取り除かれ、随分スッキリとした印象。これはベースとなる9代目から10代目への進化と同じ傾向です。ただフロントフェンダー、リアフェンダーともに市販車よりもボリューミーな形状としています。
タイヤは先代が245/30ZR29のコンチネンタル「スポーツコンタクト6」から265/30ZR19の「パイロットスポーツ4S」にチェンジ。近年、Hondaはミシュランを装着することが多いのですが、シビック TYPE Rもその例に漏れていないようです。注目は20インチから19インチへと1インチサイズダウン。そして幅を20mm拡大したこと。これが走行性能にどのように影響するのか注目です。フロントブレーキはブレンボの4ポッド、リアはソリッドディスクに片押しキャリパーと先代から継承されています。
エアロに目を向けるとフロントバンパー下部のインタークーラーは前作と同様の配置。フォグランプは装着されておりません。その上のメッシュ部分は市販車よりも開口部を大型化されています。
リアウイングの形状は前作の3D形状から変更されてシンプルな形に。角度はかなり寝ており、ダウンフォースよりも整流効果の方に重きを置いているようです。角度調整機構は搭載されていませんでした。
すでに発表されていることとして、エンジンは2リッター直4のVTECターボ型。先代のK20Cエンジンが最高出力320PS/最大トルク40.8kgf・mでしたので、どのようなスペックとなるのか注目したいところです。マフラーは3本出しで、これも前作と同様です。
完成間近のシビック TYPE R。登場したらASCII.jpでも紹介します! 今から待ち遠しいですね。