レベル4の実現に向けて
――ドローンといえば、レベル4(有人地帯における目視外飛行)が今年の大トピックになりそうです。これを契機に、より普及が進みそうですね。
鷲谷「すでに、航空法の改正案は国会で可決されています。ここから、その基準が制定されている段階ですね」
――レベル4に向けても、ドローンのセキュア性は最も重大なテーマになりそうです。そのほかに、懸念されていることなどはありますか。
野波「ユーザーが増えるということは、正しくない使い方をする人も増えます。でもいいことに、2022年の6月からドローンは登録制になります」
――自動車のナンバープレートのような状態になるということですよね?
野波「そうです。機体のひとつひとつに番号が付与されます」
鷲谷「ユーザーが増えると悪いことが増えるというのは、どうしても避けられませんね。人類の歴史を振り返ってみると、自動車もたくさんのトラブルを乗り越えて、改善を繰り返していまの状態になっているわけですし。人類の発展のためには、避けられない道かもしれません」
野波「それに伴って、国家ライセンスも生まれます。いままでは民間のライセンスだけが存在していました」
――このタイミングでSOTENが出たことで、国内のドローン市場の活性化に期待が持てます。
野波「鷲谷社長に頑張って打ってもらわないとね。でも、無理しすぎないようにね(鷲谷社長の肩を揉む)」
鷲谷「はい」
――本日はありがとうございました。