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第11世代Core i7+RTX 3080搭載「G-Tune XN-Z」レビュー、高性能かつパワフルなマシンで最新FPSも快適!

文●BRZRK 編集●市川/ASCII

提供: マウスコンピューター

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一世代前のCPUながらも十分にパワフルなゲーミングPC

 このXN-Zは、8コア/16スレッドのCore i7-11700Kを採用している。ベースクロックは3.6GHzとなっているが、最大5.0GHzまで駆動する。これだけの速さで稼働してしまうとどうしても気になるのがCPUの発熱だが、120mmサイズのラジエーターを搭載した水冷式クーラーがしっかり冷却してくれるため、負荷のかかりやすい3Dゲームを遊んでいても快適そのもの。発熱による処理落ちとは無縁といったところだろうか。

「CPU-Z(Version 1.98.0)」の実行結果

 最近では動画のエンコードなどゲーム以外でもお世話になることが多いのがGPUだ。XN-Zはベースクロックが1440MHz、ブーストクロックは1710MHzで駆動するGeForce RTX 3080を搭載しており、複雑な処理もお手の物。

「GPU-Z(Version 2.43.0)」の実行結果

 マザーボードは、第11世代CPUを動かすZ590チップセットのものを採用。システムメモリーはDDR4-3200の8GBを2枚、メインストレージには512GBのSSD(M.2接続/NVMe)、サブストレージには2TBのHDDといった構成になっている。ゲームのロード時間のことを考えると、頻繁に遊ぶタイトルかつ読み込み速度を重視したいものはCドライブ(SSD)に入れ、それ以外のタイトルはDドライブ(HDD)に保存する運用方法が取れるだろう。ただし、ゲームのデータサイズと残り容量の具合によってではあるが……。

「CrystalDiskInfo(Version 8.13.0)」のCドライブ(SSD)実行結果 ※搭載パーツのメーカーは仕様機のものとなる

「CrystalDiskInfo(Version 8.13.0)」のDドライブ(HDD)実行結果

 ゲームを遊ぶうえでの快適度に直結するのが、ストレージの読み込み時間だ。ゲームを遊んでいてテンションが上がっているときに長い時間の読み込みが生じると、一気に気分が下がってしまうものだ。

 これはゲームをインストールしているストレージからの読み込み速度が影響している。前述したように、頻繁に遊ぶタイトルこそ読み込み速度に利があるSSDに入れる方法を提案した次第だ。ではSSDとHDDでどれくらい違うのか、「CrystalDiskMark」で読み込み速度と書き込み速度を実際に計測してみた。

「CrystalDiskMark(Version 8.0.4)」のCドライブ(SSD)実行結果

「CrystalDiskMark(Version 8.0.4)」のDドライブ(HDD)実行結果

 ゲーマーをターゲットとしているXN-Z。しかし、実際に使う人は動画の編集や、DTMソフトで作曲、イラストの作成などゲーム以外で使用することも少なくないと思われる。

 そこで、本機の快適度をチェックしてみた。その指針となる総合的なパフォーマンスを確認できる「PCMark 10」(Version 2.1.2532)を使用し、テストを行なった。結論からいえば総合スコアは6947と高く、とくにコンテンツ制作に関わる「Digital Content Creation」は10698となかなかのスコアを出している。これらの結果を見る限り、全方位に対してパフォーマンスを発揮するマシンといってもいいだろう。

「PCMark 10」の実行結果