Windows 11のプレビュービルドを利用できるWindows Insider Programに展開している「メモ帳」アプリがリニューアルされている。マイクロソフトのブログによると、新たにメモ帳を再設計したとのこと。ウィンドウの角が丸くなり、UIがブラッシュアップされている。
従来のメニューから「書式」と「ヘルプ」がなくなり、すっきりしている。「ファイル」メニューの中身は同じで、「書式」メニューの「右端で折り返し」は「編集」メニューへ、「フォント」は「表示メニュー」に移動した。
「ヘルプ」メニューの内容は右上の歯車アイコンをクリックして開く「設定」に移動。ここでは、「フォント」の設定に加え、「アプリのテーマ」も選択できるようになっている。Windows 11のシステム設定を利用する他、白を基調とした「ライト」モードや黒を基調とした「ダーク」モードを切り替えられる。
要望の多かったマルチレベルのアンドゥに対応したのも特徴。メモ帳は簡単に起動できて軽快に動作するので、ちょっとしたメモ書きに最適なのだが、1回しか取り消せないのがネックだった。今回の改良で、複数回のアンドゥに対応したので、任意の状態まで巻き戻すことができ便利だ。
検索と置換の機能も改善された。機能は同じだが、Windows 11のUIっぽくブラッシュアップされている。従来のような無骨なダイアログではなく、画面上部に丸みを帯びたツールバーとして表示されている。ゲージのようなアイコンをクリックするとオプション項目が現れる。表示される項目数は絞られているが、迷わず利用できるようになっている。
現時点では、異なる入力言語間の切り替え時や日本語IMEでのキーボードアクセスキーに不具合があったり、特定の状況下でShiftキーを押してテキストを選択する際の挙動に問題があるとのこと。また、巨大なファイルを開くときにパフォーマンスが落ちることがあるという。もちろん、これらの問題は対処中で、正式版に導入されるまでには解消されているはずだ。早期のリリースを期待したい。
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