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1枚のSIMで複数の通信キャリアを使えるIoT向けサービス

2021年11月30日 18時00分更新

文● ASCII

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 NTTPCコミュニケーションズは11月30日、海外およそ160の国と地域で使える国際ローミングSIMサービス「Master'sONEモバイルマルチキャリアタイプ」と「InfoSphereモバイルマルチキャリアタイプ」を発表。2022年1月下旬より提供を開始する。

 IoTではセンサーなどのデバイスが山間部・地下街などさまざまな場所に設置されるため、電波状況が悪い場所でも利用できることが求められる。また、グローバル展開をしている企業には、海外現地キャリアとの契約手続きの手間を省略して早期に開通したいというニーズがあることを受け、マルチキャリアタイプの提供を開始したという。

 マルチキャリアタイプはSIMが自動で設置場所における電波の強い通信キャリアを選択することから安定的な通信が可能。現地調査の手間を省けるほか、短納期でこれまで設置していた有線回線を代替できる。VPN接続のための追加料金も不要となり、海外およそ160の国と地域で利用できるため現地キャリアとの契約手続きが不要ですぐにモバイル通信が可能。支払処理を一元管理できるなどの利点がある。

 SIMの発注や解約、通信量確認などをウェブ上で一括して管理できるカスタマーコンソールが無料で提供される。

サービス提供料金(予定)
初期料金
・事務手数料:2178円
・SIM発行手数料:433円/枚(発行数量に関わらず申込1回ごとに配送料金880円が必要)
月額料金
・SIM基本料金:198円/枚
・従量料金:5.5円~/MB

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