“人生のハイライト”に寄り添う頼もしき相棒!
30代で初めて買う30万円以下の「本格機械式時計」3選
2021年11月12日 09時00分更新
日常のあらゆるシーンに映える、プロスペックの本格派!
エドックス/スカイダイバー ネプチュニアン オートマティック
30代は“若者”で、依然青春なのかといった議論はさておき、いずれにせよ老成の域にはほど遠く、人生のステージにおいてとりわけ活動盛んな時期であるから愛用する時計もそれなりにアクティブな要素があればなおいい。機能だけでなく外観も、だ。
潜水を意図したダイバーズウオッチはその点において好適で、おしなべて装飾性が低いことに由来する、オン・オフを問わず使える汎用性、本来の使途に即した機能性や耐久性などから最初の本格時計として選ばれることも多いカテゴリーだ。ブランドの選択肢は幅広いが、エドックスは1960年代以降数々の傑作ダイバーズを手がけ、防水時計のレベルが高いことで知られる。注目すべきブランドのひとつだ。
「スカイダイバー」は1970年代にスイス軍のパラシュート部隊のために製作されたミリタリーダイバーズの復刻シリーズで、最新作“オプチュニアン オートマティック”はシリーズ初となる、プロダイバーが行う飽和潜水に対応可能な1000m防水を採用したアップデート版。“パラシュート部隊”“飽和潜水”など、マニアックなキーワードとは裏腹に、瀟洒なブルーグラデーションの文字盤やセラミック製の回転ベゼルなど、高級感の漂うディテールによって見た目はむしろ都会的でファッショナブル。充実したスペックと相まって、デイリーウオッチとして多彩に使えるのが魅力だ。
洗練されたデザインの内部で活躍するのは、ダイヤル3時位置にデイト表示を搭載したスイス製の自動巻きCal.EDOX80だ。同社の他の人気コレクションでも採用される定番の3針キャリバーで、高精度や耐久性の高さ、扱いやすさなど、機械式時計の初心者でも安心して使いこなすことができる。トータルバランスが高いゆえ、機械式時計の入門としてはもちろん、以降、年齢や時計遍歴を重ねても(青春、から遠く離れても)マジメに付き合える。
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