Windows 11では、タッチキーボードも強化されている。機能と言うより見た目だが、テーマを設定できるようになったのがおもしろい。「個人用設定」の「タッチキーボード」から好みのテーマを選択するだけでOK。ライトやダークなどのシンプルなものから、「シルクのような夜明け」や「インディゴのそよ風」といった背景が用意されているテーマまで揃っている。現在は15種類から選べる。
タッチキーボードはタスクバーのアイコンをタップすると開く。表示されていない場合は、「設定」の「個人設定」→「タスクバー」→「タッチキーボード」のスイッチをオンにする。
テーマ一覧の最後に「カスタムテーマ」という項目も用意されている。「編集」ボタンをタップすれば、キーの文字色やテキスト候補の色、キーの背景色や透過率など、テーマの設定を細かく指定できる。
ウィンドウタブを開き、「背景をカスタマイズ」のプルダウンメニューから「画像」を選ぶと、手持ちの画像を背景に設定できる。キーの透過率(表示は「透過性」)は初期設定で0になっているが、それだと画像がよく見えない。「キー」タブの「キーの透過性」ゲージを調整して、背景が透けて見えるようにしておこう。
キーボードをドックから分離したり、手書き入力を行う際も、テーマは有効。気分に合わせて見た目を変えるのもアリ。
絵文字アイコンがキーボード内から、キーボード上部へ移動。絵文字アイコンをタップすると、上部によく使う絵文字や顔文字、記号、GIFアニメーションが表示される。
GIFアニメーションはGIF検索エンジン「Tenor」(https://tenor.com)のサービスを利用しているようで、右上のフォームに「笑顔」や「怒る」などとキーワードを入力すると対応する画像が表示される。候補から選んでタップすれば、画像が挿入される。
もちろん、メモ帳のようなテキストエディタには絵文字や顔文字を入力できるものの、GIFは挿入できない。SNSや文書作成アプリなどで利用しよう。
ちなみに、この機能はGIFアニメーションの検索エンジンという位置づけで、必ずしも著作権がクリアになっているわけではない。アメリカではフェアユースの観点で問題なくても、日本で映画やアニメのキャラクターのGIFを使うのはグレー。あくまでも利用は自己責任となるので、覚えておこう。
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