エレコムは10月12日、ハイパワーアンテナを内蔵する11ax対応Wi-Fi中継器「WTC-X1800GC-W」を発表した。実売価格は9878円前後で、10月中旬より発売する。
本製品は、DXアンテナによるハイパワー内蔵アンテナにより旧モデル(WTC-C1156GC)に比べ、通信速度がおよそ2.5倍向上したとする。複数台接続に強い「OFDMA」、送信情報量をアップする「1024QAM」、複数台同時接続が可能な「MU-MIMO」、スマホのバッテリーが長持ちする「TWT」を搭載し、家族でWi-Fiに接続してもストレスフリーな通信が可能とする。
母屋とつながっていない離れ家との通信は「屋外利用」として扱われるため、屋外利用禁止の電波も使う従来品では電波法違反になる可能性があったが、本製品は屋外利用が認められた電波帯域のみで動作する「離れ家モード」(特許出願中)を搭載し、同環境でも使用が可能。なお、離れ家モード接続においても屋外での利用は電波法違反になるおそれがある。
通信速度は、5GHz帯(IEEE 802.11ax/ac/n/a)は最大1201Mbps、2.4GHz帯(IEEE 802.11ax/n/g/b)は最大574Mbpsとする(いずれも規格値)。1Gbps対応LANポート付きで、テレビやレコーダーなどの有線機器をWi-Fi化するイーサーネットコンバーターとしても利用できる。
壁面の家庭用コンセントに直挿しできるコンパクトタイプで、設置しても目立ちにくいホワイトカラーにスクエアデザインを採用。設定は、無線親機のそばでWPSボタンを押すだけで親機と接続できる。サイズはおよそ幅93×奥行52×高さ130mm(突起部除く)、重量はおよそ218g。