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BALMUDA The Brew試用レポ:

バルミューダのコーヒーメーカーは「自分へのご褒美」の完成形

2021年10月07日 09時00分更新

文● 盛田 諒(Ryo Morita) 編集● ASCII.jp

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BALMUDA The Brew
発売日 2021年10月7日
直販価格 5万9400円
バルミューダ

https://www.balmuda.com/jp/brew/

 ついにバルミューダのコーヒーメーカーが発売されました。お値段は6万円弱と激高ですが、ドリップコーヒーの味は確かに抜群。ハンドドリップをするとき湯温と湯量の計測を怠り、毎回味のブレたコーヒーを飲んでいる私のような怠け者のために作られたような一品です。ストロング&クリアなコーヒーの味、バルミューダの演出が好きなら満足でしょう。

わが家で飲めるレベルじゃない(いい意味で)

 BALMUDA The Brewはドリップ専用のコーヒーメーカー。コーヒー豆を挽くグラインダーはついておらず、エスプレッソ抽出はできません。ドリッパーには市販の円すい形ペーパーフィルター(4杯用)を使用します。要するにコーヒー粉にお湯を注ぐ機械です。

 特徴となるのが、コーヒーを全量の3/4だけ抽出してからお湯を足す「バイパス注湯」と呼ばれる技法。抽出後半になるとコーヒーの雑味(渋味)が加わってしまうため、1/4を残した状態で注湯をストップ。強いコーヒーのエキスをお湯割りにして、クリアな味わいのコーヒーをつくります。

 「レギュラー(REGULAR)」「ストロング(STRONG)」「アイス(ICED)」と3種類ある抽出モードのうち、レギュラーにバイパス注湯を採用しているので、クリアを強調した軽やかな味わいがバルミューダの標準的な味ということになります。

 ただし味そのものを決めるのはお湯割りではなく湯温と湯量の制御です。

 ドリップコーヒーは注ぐお湯の温度と量とタイミングなどによって味が変わります。ハンドドリップではコーヒースケールなどを使って重さと時間を測りますが、BALMUDA The Brewはセンサーとマイコンで湯温と湯量を制御。家庭の電圧や室温などに応じて細かく調整し、同じ味を出せるようにしています。1回あたりの注湯量と、注湯回数の目安は以下のとおり(蒸らしは数えず)。

レギュラー

  • 1杯 14ml 6回
  • 2杯 16ml 11回
  • 3杯 20ml 13回

ストロング

  • 1杯 11ml 9回
  • 2杯 12ml 17回
  • 3杯 13ml 25回

アイス

  • 1杯 15ml 4回
  • 2杯 15ml 9回
  • 3杯 19ml 12回

 抽出時間はモードによって異なり、杯数によって3分半〜6分半程度。1杯あたり120mlで、うちで使っているイッタラ ティーマのマグカップ(0.3L)は2杯分を入れてなみなみになるくらい。1回に抽出できるのは最大3杯までで、3杯は妻と分け合ってちょうどいいくらいの容量でした。

 まず試したのは「レギュラー」。気軽に買えそうなコーヒー豆ということで、カルディの「プレミアムブレンド」、スターバックスの「TOKYOロースト」で試したところ、どちらも豆の味と香りを出しながらクリアな仕上がりになりました。雑味やクセ、いやな余韻がなく、仕事中にガブガブ飲めそうな味わいです。妻も「おいしい」と絶賛しました。

 ハンドドリップとバルミューダのレギュラー、どちらが旨いか妻に比べてもらったところ「圧倒的にバルミューダ」と即答されて泣きました。バルミューダ寺尾玄社長はBALMUDA The Brewで淹れたコーヒーを「家で飲めるレベルじゃない(店で提供されるレベルだ)」と言っていましたが、少なくともわが家で飲めるレベルではありませんでした。

 次に試したのは、湯量制御の性能がストレートに出る、お湯で割らない抽出モード「ストロング」。名前のとおり豆の味と香りをガツンと強く感じられ、朝の気付けにもいい感じです。特に苦味の強いTOKYOローストは鮮烈な印象。バルミューダが代官山のカフェで実施した試飲会でも「ストロングが旨い」という声がよく聞こえました。個人的にもストロング推しです。こちらを「レギュラー」にして、レギュラーを「クリア」などの名称にすればよかったのではという気もします。

 最後がストロングよりさらに濃い目に出せる抽出モードの「アイス」。氷で薄めることを前提にしてストロングよりも少なく濃厚なエキスを抽出して、味も香りも強い一杯が出せます。これまた旨いです。氷の代わりに1:1で牛乳を入れると、コーヒーの味が強いぶん、牛乳の甘みを感じる旨いコーヒー牛乳ができあがり。お酒で割ってカクテルにしても旨そうで、色々やってみたくなりますね。

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