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情報豊富な気象庁サイト「あなたの街の防災情報」で自分の身を守ろう

2021年08月29日 12時00分更新

文● 柴田文彦 編集●飯島恵里子/ASCII

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土砂災害の危険度を細かく色分けして表示する「土砂キキクル(危険度分布)」

・土砂キキクル(危険度分布)
 このところ日本の各地で大きな脅威となっている土砂災害の発生危険度に特化した地図表示が「土砂キキクル(危険度分布)」だ。すでに見た「大雨危険度」でも「土砂災害」の危険度を表示できた。ただし、そちらは区分けが市町村単位だったのに対し、こちらはもっと細かいメッシュ(地図上の格子)で危険度を色分けして表示してくれる。

 普段は「大雨危険度」で、おおざっぱな地域ごとに危険がせまっていないか確認しておいて、いざというときは、こちらで細かい情報を確認して避難に備えるという使い方が適しているように思える。

・気象衛星ひまわり
 天気図と同様に大局的な情報となり、災害から逃れるための備えという観点から少し離れるような気がするかもしれないが、「気象衛星ひまわり」の画像もコンテンツの1つに加えられている。

雨をもたらす雲の様子もみることのできる「気象衛星ひまわり」の「雲頂強調画像」

 テレビの天気予報で見慣れたひまわり画像は、いかにもそれらしい日本列島の画像の上に、薄く白い雲がかかったようなものが多く、あまり危機感もないかもしれない。しかし、ここでは「可視画像」「赤外画像」「水蒸気画像」「トゥルーカラー再現画像」「雲頂強調画像」を切り替えて表示できる。

 テレビなどでよく眼にするのは、昼は「可視画像」、夜は「赤外画像」だろう。それに対して「水蒸気画像」では、雲だけでなく大気中の水蒸気の量と流れを知ることができるので、今後の大雨の予想に役立つ。さらに「雲頂強調画像」では、雲のいちばん高い部分の高さを色分けして表示する。雲の高さが高い部分は、大雨をもたらす積乱雲である可能性が高く、大雨を警戒する必要がある。

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