個性的なポータブルオーディオ製品を輸入しているzionoteがまたユニークで低価格の製品を国内導入する。
Bluetoothレシーバーの「Qudelix-5K Reference DAC AMP」と対応するイヤホンの「QX-over Earphones for 5K DAC/AMP」だ。この夏(早ければ今月中)に発売開始予定で予定価格はBluetoothレシーバーが1万7000円、イヤホンが4500円だ。手頃な価格帯の製品だが、この二機種を組み合わせることでアクティブ・クロスオーバーモードによる高音質化が可能となる。
「Qudelix-5K Reference DAC AMP」は、ESS Technology製のDACチップ「ES9218P」を2基搭載したデュアルDAC形式を採用している。イヤホン端子は2.5mmと3.5mmの2つを装備し、4chのアンプを搭載してバランス駆動に対応している。3.5mm端子では2.0Vrms、バランス駆動の2.5mm端子では4.0Vrmsの高出力が得られる。
また、BluetoothのSoCとして、クアルコム製のハイエンドラインナップである「QCC5124」を搭載している点もポイントだ。製品名の5Kはここから命名されている。またBluetoothチップがいいだけでなく、アンテナ構造や機構設計にも注力しているので、送信距離にも優れているということだ。
BluetoothコーデックはLDACにも対応。aptX HD/aptX adaptive/aptX/AAC/SBCに対応している。またUSB DACとしても使用ができ、PCMで最大96kHz/24bitまで対応している。また専用のiOS/Androidアプリも用意され、アプリではイコライザーが使用できるとのことだ。
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