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人気売れ筋炊飯器比較 第2回

日立の炊飯器は「蒸気カットと使いやすさ」が最強です

2021年09月03日 09時00分更新

文● 石井和美 編集● ASCII

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白米標準が「極上」仕様

 炊き分け機能は以下のとおり。

・白米/無洗米(極上ふつう、極上しゃっきり、極上もちもち、極上すしめし、快速、炊き込み、おかゆ、おこわ、エコ炊飯、炊き込み)
・雑穀米(極上、炊き込み)
・玄米(極上、炊き込み、おかゆ)
・麦ごはん(極上)

 また、お赤飯やピラフなども炊くことができます。

 比較的ベーシックで特別変わったコースはありませんが、白米は標準が「極上」コースとなっています。約40℃でじっくり浸してから圧力をかけて加熱し、スチームで蒸らしてから炊き上げています。

 保温は保温する量に応じて、6~7時間ごとに3回、「給水レス オートスチーマー」にためた水分をスチームにして送り込んでいます。

蒸気が出ないのでレンジボードにも入れやすい

 サイズは幅248×奥行302×高さ234mm、質量は約6kg。消費電力は1400W。内釜の目盛りのコントラストがはっきりしており、字が大きく、スッキリしているので見やすい反面、ボタンが多いので操作に迷うこともあります。

 蒸気が出ないので、棚の中段に入れて炊飯ができます。圧力鍋特有のフタの重さがあり、力を入れてグッと押し込んで閉めるのは少々面倒。液晶は小さめなので少々見にくさも感じます。本体の質感はマット。どんなインテリアにも合います。

今回試した5製品の中では中くらいのサイズ

内釜

見やすい目盛り線

他社と比較すると液晶はスッキリ、ただボタンは多い

内釜は軽めでお手入れしやすい

 内釜は実測で803gと軽いので、お米を研ぐときも、お手入れ時も手が疲れません。蒸気キャップはありませんが、給水レスオートスチーマーは二重構造(ふた加熱版+プレート)なので2枚洗う必要があります。ただ簡単に取り外しができ、汚れはさっと落ちるので手間ではありません。

内釜は実測803g

蒸気キャップはないので基本的にお手入れの必要なし

洗うパーツは給水レスオートスチーマーのみ

機能性とおいしさを合わせもったバランスのよいモデル

 ごはんの食感はもちもちすぎず、硬すぎず、バランスがとてもよいので、ごはんを主役にしても、おかずに合わせてもおいしく食べられます。蒸気カット機能で置き場所を選ばず、内釜も軽くて扱いやすく、機能性とおいしさを合わせもったバランスのいいモデルです。お手入れを簡単にしたい済ませたい方はぜひチェックしてください。

筆者紹介──石井和美

白物家電や日用品などを中心に製品レビューを得意としています。レビュー歴15年以上。茨城県守谷市に家電をレビューするための一戸建てタイプ「家電ラボ」を開設、冷蔵庫や洗濯機などの大型家電のテストも行っています。ライター、家電コメンテーター、家電コンサルタント。家電blog(http://kaden-blog.net/)管理人。

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