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渡辺佑太朗さん、竹田光稀さん、辻千恵さん、北原帆夏さん、アキラ100%さんに聞いた

“気まずい”がテーマの異色のドラマ「劇的に沈黙」メインキャストインタビュー、今までにない攻めた作品に

2021年07月31日 14時00分更新

文● 八尋 編集●ASCII 写真●西村 満

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──今回、気まずいがテーマのドラマですが、最近気まずいと感じたことはありましたか?

北原さん:そうですね……。このドラマの撮影中も、結構気まずい瞬間って散りばめられていて、ドラマのテーマだけに、「あ、いま気まずかったねー」って指摘し合うのも楽しかったですね。

辻さん:まず、4人での顔合わせが気まずかったですね。ここにいる4人とも人見知りなので、コミュニケーションはとろうとがんばるんですけど、話し広がらないし、皆壁見てましたから(笑)。でも、ほんと2日前くらいからようやく仲良くなりましたよ! なんだか、撮影が進むうちに距離が縮まっていって、なんだかドラマの内容とリンクしててよかったです。

渡辺さん:確かに、最初の顔合わせの際は空調の音がしっかり聞こえるくらい、気まずかったですね。「おはようございます」「お疲れ様」とあいさつくらいしか言葉を交わしてなかった気がします。

渡辺さんは顔合わせのときに竹田さんに対して「声が小さすぎて大丈夫か?」と心配になったという

竹田さん:そうですね。なんだかドラマの役に合っている、人見知りな人が集まったなという印象でした。

今どき珍しい、攻めたドラマ
気まずい沈黙が生み出す面白さを楽しんでほしい

──今回、江古田でも撮影があったと伺っています。江古田での撮影で印象的だった場所はありますか?

北原さん:ライブハウスの「江古田BUDDY」で撮影があったんですけど、すごくオシャレで、今はお酒とか飲みに行けないですけど、落ち着いたらプライベートでも行きたいなと思う場所でしたね。あと、江古田の街中でも道を封鎖して撮影をしたこともあったんですが、どこで撮影しても皆さん優しく迎え入れてくださったので、うれしかったです。

「実は父が日芸のOBなので、とても縁がある作品だなと思いました」と語る北原さん

辻さん:柴田のシーンがなかったので行かなかったですが、私も江古田BUDDYに行ってみたかったです。あと、「マザーグース」っていうパン屋さんのパンを夜食でいただいたんですけど、とても美味しくて、次の日も買いに行きました。あと、スーパーの「スーパーみらべる」で帰りに野菜とか買って帰ってました(笑)。

渡辺さん:江古田はプライベートで行ったことがなかったのですが、ご飯が美味しそうな店がたくさんあるなという印象でした。今回たこ焼き屋さんでロケをさせてもらったのですが、たこ焼きもとても美味しかったですし、マザーグースのパンも美味しかったです。今度プライベートでも何か食べに行きたいと思う良い街だなと思いました。

竹田さん:僕も江古田駅では初めて降りたんですけど、商店街とか何となく雰囲気が暖かい、心が和む風景だなと思いました。際立って何かがあるわけじゃないんですけど、和む空間だなと感じましたね。

──最後に、本作の魅力や、これから観始める人のために見どころを改めて教えてください。

北原さん:本作は登場人物たちが一生懸命生きている中で、気まずい時間に巻き込まれていくので、人間関係に疲れてしまった方などに、このドラマを観てホッとしてもらいたいです。登場人物たちも一生懸命生きているから、一緒にがんばっていこうと伝えたいです。

辻さん:本作は、今どき珍しく長回しが多用されていたり、気まずいを生み出す間が多く登場するドラマになっています。こんなに間が長いの? って思うシーンもたくさんあって、それを放送してくださることってなかなかないと思うので、その“気まず楽しい”を感じてほしいです。皆さんの身近なドラマになってほしいと思っています。

「こんなに間がある作品って、今まで経験したことないですし、あまり観たこともないです」と語る辻さん

渡辺さん:とにかく気まずい沈黙が面白いという、ものすごく攻めた内容だなと感じていて、今までのドラマにはない面白さがありますし、最後まで観続けていくと大きなカタルシスが生まれると思います。また、最後には大きな挑戦もしているので、ぜひ観てほしいです。あと、様々な回で豪華な個性豊かな方々が出演されているので、これから追いかけてみていただいても楽しめると思います!

竹田さん:最初は沈黙の間が長い作品って観るのやめてしまわないかなと思いましたが、実際に観てみるとこの沈黙のあとどうなっちゃうんだろう? というのが気になって見入ってしまいました。気まずい時間というものに僕らがどう向き合っているかを、ぜひ観てほしいです。

──ありがとうございました。

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